Sapporo Art & Culture News
●HAKOMART Opening Party"HAKOPA"
先日のこのサイトでお知らせしたとおり、市内カフェにあるギャラリーにて札幌在住のグラフィックデザイナーらが中心のオリジナルのハコをデザインした展示販売会が開催中。初日の9月1日夜、オープニングパーティが開催された。その様子を紹介しよう。
会場のプランテーションは、市内のカフェ森彦のプロデュースする4つめのカフェ。地下鉄の菊水駅から歩いて10分程度の静かな場所にある。10台可能な駐車場も完備。倉庫ふうの建物は1〜2階がカフェ、3階がギャラリー。森彦が日本のシンプルでクラシックな雰囲気なら、このお店は洋風のクラシックな感じだろうか。どちらも落ち着いてくつろげる空間であるのは違いない。
オープニングパーティは、2階のカフェスペースでおこなわれた(写真中)。会場にはお客さんがたくさん来ていて、移動するのもちよっと大変な感じ。スタートして間もなく出品デザイナーらの紹介がおこなわれた。その後は2階で歓談を楽しむ人、3階で「ハコ」の作品展示を観る人とわかれていった。展示のハコは実際にさわったりすることもできる。また、この時は実際に作ったデザイナーが各展示ブースごとにいるので、お客さんとデザイナーが会話をしながら、展示を楽しんでいた。本日より販売されているので買うこともできた。
出品者のひとり、グラフィックデザイナーの菊池和広さんに話を聞いてみた。
「作ったハコを売る。単にそれだけならインターネットを使えば、わざわざ展示会とかしなくても可能なんですよね。でも、「HAKOMA」は会場であるプランテーションの雰囲気が素晴らしいし、それに加えて出品デザイナーらが展示方法の演出も各自のアイディアでおこなっている。ハコの販売に加えて、そういった部も楽しめる魅力があると思います」
モノは人が作る。作った人が作品のために演出する。作った人と買う人が会話をする。そこには、本来あるべき作り手と受け手のコミニュケーションがあるし、それは人の心を動かす豊かな感情のやりとりがある。
展示は9月9日まで。お見逃しなく。
Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)
「HAKOMA」〜オリジナルのハコの展示即売会
日 程:2012年9月1日(土)~ 9日(日) 11:00-22:30(LO 22:00)・水休
会 場: Plantation 3F グルニエ(白石区菊水8条2丁目)駐車場10台
※カフェの利用せず展示を観るだけでも可。
参加クリエイター:
COMMUNE、Futaba. 、阿部寛文、岡田善敬、川本真也、菊地和広、菊池信悟(rocketdesign)、小島歌織、前田麦、増永明子
主催:モリタ株式会社
協賛:(株)サクマ、大丸藤井(株)、日藤(株)、合同容器(株)
用紙協力:(株)竹尾
Plantation: www.morihiko-coffee.com/plantation.html
hakop: www.hakop.jp/