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NEWS No.17020「500m美術館vol.21 第5回500m美術館賞 風間天心」

2017.03.26

500m美術館vol.21 第5回500m美術館賞 風間天心/わにぶちみき

アートはそこにある。

宗教と美術。この2つは日本はもちろん、世界的にも密接な関係を持っていた。美術史の特定の時代では特にそうだ。美術は宗教において有力な「メディア」であった。さて、今はどうだろう?現代社会で僕は宗教と美術、宗教とメディアということを考えると、僕が少しドキドキしてしまう。どこか、自分では触れてはいけないような気がするのだ。僕はそれを過去の歴史とだけ認識してしまう。自分には関係の無い事だと思ってしまう。

風間天心(Tengshing Kazama)美術家、僧侶。1979年東川町出身。宗教と芸術の相互作用を求め、仏教界と美術界を行き来しながら、国内外で多様な活動を続けている。

本展示で素材として使われている水引。冠婚葬祭の時に「ちょこっと」に目にするものが、大量に表現として使われていることに圧倒される。目にするわりにはその意味やルーツについて知らない。そう、まずは本作品は水引についての無知と、アートの素材として大量に使われた時の「強さ」に圧倒されてしまう。ただ、同時、僕の中でとてもポップに、宗教と芸術という難しそうなな枠を飛び越えて語りかけてくれる。水引に興味が出てくる。

作品の印象はやさしげで、おだやか。だから心の中にすっと入ってくる。アートは「わかって見る」もいいが「見てから、わかる」でもいいと思う。僕は宗教について、もっと身近に考えていきたいと思った。そんなキッカケをいただいた作品だ。

ishikawa

Text by
アート・メディアライター  石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

「500m美術館vol.21 第5回500m美術館賞 風間天心/わにぶちみき」
会期:2017年1月28日(土)~3月29日(水)
会場:札幌大通地下ギャラリー 500m美術館(札幌市営地下鉄大通駅内)

 

 


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