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NEWS No.181123 「日本工学院 北海道専門学校 学生作品展 晴夏展」

2018.11.24

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卒業制作展とは
卒業すれば
もう展示なんか
できないから やるのだ

クリエイティヴ系の学校は、ほとんどは卒業制作の展示会がおこなわれる
一般の人も見ることができる場合が多い。僕のように文系大学では卒論を描いても「卒論展示会」がおこなわれる訳ではないので、とっても羨ましいことだと思う

なぜ、美術・クリエイティヴ系の学校は、展示会があるのだろうか?
僕が思うに、それはクリエイティヴから、離れるためにひとつの儀式だと思う

えっ、なんだって?展示会って、かなりクリエイティヴなことだろう?
と疑問もあると思う。自分の好きなテーマで作品をつくるんだから
自分はクリエイターなんだから

でも、卒業した多くの生徒たちは展示会をやるために学校で学んだ訳じゃない
就職すれば、逆に展示会なんてできない

できないから卒業の時にやるのだ
それは学業の成果というより、気持ちの切り替えだと思う
社会人になるための儀式 さよならクリエイター

本展示の時、在廊していた何人かの生徒さんとお話をした
卒業制作も何人かのプロジェクトでおこなう場合、いろいろ
苦労話もあったということだ。そこがもう社会人への儀式

でも、僕は就職して会社員になっても
フリーランスになっても
展示会をやって欲しい
それはクリエイティヴな人間だけの特権だからだ。
その時、卒業制作の経験がきっと役に立つ

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「日本工学院 北海道専門学校 学生作品展 晴夏展」
会期 : 2018年8月6日(月)〜2018年8月10日(金)
会場:登別中央ショッピングセンターアーニス(登別市中央町4丁目11)

ishikawa
Text by
メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
〜アートとメディアについて考えて、書くのが好きです。


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