NUMERO DEUX SPECIAL 032
今、なぜかまだカフェブームみたいですが、やぁ、自分におつかれさん!やっと仕事(勉強)が終わったよ。そんな時に気軽に行けるカフェがあればいいですね。いいお店がありますよ。今回、特集として紹介する札幌中央区西13丁目に10月10日にオープンしたSOSO CAFEは、営業時間が長く、食事もできる、白を基調としたスタイリッシュなインテリアの札幌の新しいカフェ。プロデュースしているのは、世界のアート/デザインの最新情報を発信&サポートしているオンラインマガジンSHIFTです。ある金曜日の夜、お茶を飲みながらSOSOにてスタッフである江良さんと、オーナーである大口氏にコメントをもらった。加えて最近シフトについてもちょこっとお話をうかがった。
text by Shinichi Ishikawa(NUMERO DEUX)NUMERO DEUX SPRCIAL 032
"CAFE exhibition" Interview With SOSO
取材日時:2001.10.26(金) 19:00-20:00
取材協力 :SOSO CAFE
Interview by SHINICHI ISHIKAWA(NUMERO DEUX)
Photograph(TOP)by Asami Hoshino
Photograph(MIDDLE & DOWN)by SHIFT Production
Art Direction & Design:NUMERO DEUX
NUMERO DEUX Copyright.
SOSO CAFEのクイック・ツアー7つのポイント。これで早わかり
"SOSO CAFE"札幌市中央区南1条西13丁目三誠ビル1F(市電通沿)11:00-23:00(定休日曜)Tel 011-280-2240
(1)白を基調にした内装は市内の建築家赤坂真一郎氏が担当。テーブル、チェアは同じく市内のあぐら家具が製作をおこなった。(2)入口のすぐそばにフリーペーパーやフライヤー置き場があるよ。そのとなりはデザイン/カルチヤー系雑誌(海外誌)が充実。買ったら高い(笑)これらの雑誌が自由に読めるのがイイ。
(3)ドリンクはコーヒーからアルコールまで豊富。フードは、パスタからごはんもの、スープ、サラダ、プレートの1品ものまであり。ランチは11:30-14:00まで。コーヒー付で\800はリーズナブル。テイクアウトおよびデリバリーのサービスもあります(徒歩10分圏内)。
(4)ビールは東京のクリエイティブグループである生意気がラベルデザインをしている TOKYO ALE3 がある。札幌ではここでしか飲めない空輸で送られてくる東京の地ビール。
(5)自由に使えるiMACが一台あって、インターネットを観たり、「今日のランチお知らせメール」の登録ができる。携帯のメールにも対応してます。
(6)SHIFT FACTORY のアイテムも展示されていて、中身を見たり、買ったりできます。また、SHIFTで紹介しているアーティストのエキシビションやイベントなども今後予定されています。
(7)AirMac によるブロードバンド回線が提供されている。だから、AirMacカードを装着したPowerBooK、iBookやWidowsノートでも無線LANカードを装備したものは店内にて自由にネットを楽しむことができる。
-----スタッフの江良さんにSOSOでの一日とお食事のおすすめをひとつ教えてください?
「午前中にカフェにつくと、オープンの準備をしてから、メール登録していただいたお客さまへ“今日のランチメニュー”のお知らせを送信したり、仕事の合間に SHIFT FACTORY でオーダーのあった商品の発送準備をしたりなどをしています。昼間は場所柄もあって、ランチ時にはOLさんとかビジネスマン風の方が多いです。そして、夕方近くになると学生さんが結構来られて、夜になると再び会社帰りの方や、学生さん、クリエイティブ関係の方など色々な人がミックスされます。いつ来ても食事がちゃんとできるのと、夜11時までやっているのが利用しやすいのだと思います。食事のおすすめはアゲ出し豆腐和風あんかけごはん。このカフェでは世界の料理をミックスしたアレンジ料理を出していますが、中でも人気のあるメニューです」
----- オーナーの大口氏にSOSOとSHIFTについてコメントをお願いします?
「SOSO は、SHIFTと一体性があります。SHIFT FACTORYで扱っているすべてのアイテムを販売するフラッグショップでもあるので、サンプルとしてGASBOOKなどの映像を流したり、その他の様々な映像作品やグラフィック作品などをみることができます。また、SHIFTで紹介しているようなアーティストのエキシビションを行うことも可能です。例えば、現在は、発売されたばかりの GASBOOK最新号のポスターの展示や収録されているDVDの映像を流すなどをしています。
11月には、SAL MAGAZINEのエキシビション を開催しますし、来年の予定もすでにいくつか入っています。もちろんそのような事をまったく知らない人が来ても楽しめる場所でありたいと思っています。札幌在住のクリエイターにもここをエキビションまたはイベントスペースとして提供したいので、興味のある方は相談して欲しいです。
今、オープンしたばかりということもあって、僕も店内にいることが多い。ネット環境があればメールで3Fのオフィスのスタッフとやり取りをしたり簡単な仕事をしたりできるので、今はオフィスとカフェを行ったり来たりしています。実は SOSOにはデリバリーの担当はいないので、オーダーがあればSHIFTのスタッフが配達にでかけます。そういう意味でもSHIFTとSOSOは密接にリンクしています(笑)」
-----この辺からカフェ(?)らしくちょっと横道に話題を変えてみる。SHIFTといえば、11月よりドイツからインターンの方を受け入れるそうですね。
そうです。毎年SHIFTではひとりはインターンを受け入れています。海外ではデザイン会社がインターンを受け入れることはあたりまえで、2~3ケ月の休みのときにデザイナー志望の学生がデザイン会社でインターンすることがあります。そして実務の現場を1~2ケ月体験します。日本ではデザイン会社などでインターンとして働くのは難しいのか?といえば全然そんなことはないと思います。自分なりに勉強を積んで、そしてコミニュケーションのとり方を考えてアクションをおこせば、インターンというのは基本的に無報酬で働くということだから、難しいことではないと思います。結局、チャンスをものにするというのは時代に関係なく、自分で考えて行動することが大切ではないでしょうか。
-----最後にSHIFTをやりつつSOSOもおこなうハードワークのパワーはどこからくるのですか?
そんなに働いてないですよ(笑)。というより自分で好きなことをやってきて、今はSHIFTを楽しんで作っているし、そこから自分の知りたい情報を得ていますしね。SOSOについてもそうです。基本的に好きなことだけして働いているから、それがハードかどうかわからないです。
それに週末は友人とキャンプとか、食事を楽しんだり、映画に行ったり普通に楽しんでいる。それにSHIFTをここまでやってきて、読んでくれている人に対して責任感というのがあって、SHIFTを楽しみにしている人もいるから、「はいやめました」という訳にはいかないと思っています。そういう人が1人でもいる限り続けていきたい。もう誰もいなくなって、「もういいよ」といわれたら、南の島でもいって暮らすことにします(笑)
-----江良さん、大口さんありがとうございました。
● More Information
SOSO CAFEのサイト。ランチのお知らせメールの登録ができたり、最新情報を入手することができます。
SOSO CAFE
http://www.shift.jp.org/soso
● After Hours
取材を終えてSOSO CAFEオープン以降、ちょくちょく使わせてもらってます。食事もできて、夜まで営業していること、パワーブックがつかえるのがいいですね。
Shinichi Ishikawa(NUEMRO DEUX)
|SPECIAL TOP| |CONTENTS|