Director's Notes ■12.31(月)
SASORI
大晦日です。実家にいます。いつものオフのスタイル…というよりニュメロを作っています。去年とかわらないなぁ。夜も紅白を観ながらワーク。来月リリースのタイガーマガジンのことで、編集長の大阪君に電話する。本日、彼はG4をヨドバシで買ったとのこといいなー、彼の前のマシンは、パワーマックの古いやつだったからなぁ、ビックカメラのマック・ミュージアムに陳列(非売品)されそうなやつだぜ。漢字トーク7.5から、OS9.1&Xのアップグレードって飛んでいるね。でも、彼はそれまで、それでちゃんとデザイン/編集仕事していた訳で重要なのは本人の能力だよね。
23時すぎ、エアロステッチレコードの大黒君がオーガナイズする、"SASORI"に顔を出してみる。大晦日のカウントダウンパーティだ。
場所は北30東7。最寄りの各種交通機関はありません、というところだけど、会場の雰囲気は良くて、予想以上の人数があつまっていた。その様子は1月アップのSNAPでも紹介している。DJ/VJはニュメロで紹介している知人が多くて、ミニ忘年会という感じ。会話をしたり、映像/音楽を楽しんだりと、リラックスすることができた。grogmanのサウンドはクールです。会場が寒くないのもよかったなぁ。
Music For Air Port
今日から正月オフ。親しい友人が、実家に帰るので遊びがてら千歳空港まで送った。パワーブックから、据え置き型DVDプレイヤーまで持っていくということで、僕はエアポートまでの荷物もちだ。空港はいいよね。旅行に行く気分が一番もりあがるよ。友人と空港で食事をして、見送った。その後、空港をゆっくり探検してみた。普通なら空港をゆっくみることなんてないからね。上の階のほうにいくと、無料のちよっとしたラウンジスペースとか、千歳市のマルチメディア体験コーナーがあって無料のインタラクティヴなシステムとかあって楽しめる。空いているしね。気分転換のデートスポットとしてはどうだろうか。
夕方というか夜にシフトの事務所で少しワークをおこなう。今回の原稿もギリギリで申し訳ないです。ワークというより、スタッフと雑談していたにちかいかも。シフトも本日仕事おさめ。おつかれさまです。その後、SOSOでタコライス(パン)とトムヤンクンを食べて、コーヒーを飲んだ。明日は今年最後のニュメロの作業をすすめなきゃ。
life
僕は原稿を外で作るのが好きです。いきづまってくると、よくカフェなどに行ってテキストを打っています。深夜だとススキノ駅前にある、エスプレッソバーによく行きます。このお店はどちらかというと、ひとりで行くことが多い店です。なぜなら、特に夜は店内が低音きいてるクラブ状態なので、声は低くて、投げやりに話す(笑)僕には。不向きなところなのです。雰囲気は好きなんですけどね。週末は深夜でも混雑するので、平日の夜が好きです。カウンターに座るのですが、木曜の夜だとOLふうの2人組のひとがよく「生きがい」の話をしているのがよく聞こえてきました。女性同士だとこういうお話もすのだなぁ、と思いました。ちなみに僕は男同士でそんな話はしたことはありません(笑)。「バカ話」か「打ち合わせ」かどちらかです。あと、映画か音楽のオタク話ばっかりです、「ゴダールの80年代映画は本当におもしろいか」とか「オレンジ・ジュースはネオ・アコーステックでいいのか?」とか、深くないですね。人生において…そのへんをマジメに少しかきますと、「生き方」という部分で僕はあまり悩むことがないのです。自分にはやりたいことがいつもリストアップされていて、それをやるだけ、というプランクトンに近い超単純な生き方なんです。
Factory
パルコの洋書セールで以前から欲しかったウォーホールの写真集を入手した。内容は作品ではなくアトリエ"FACTORY"の様子のスナップで、これがなかなかウサン臭くて、みていて飽きさせない。かなりオープンな場所だったらしいから、マジメなアーティスト志望者から、ただ有名人の取り巻きになりたい人まで、いろんな人が来ていたと思うし、ウォーホールもそんな状態を意図的に楽しんでいたのではないか。"I shot Andy Warhol"という映画でも、FACTORYのパーティシーンで盛り上がる中、まるで部外者のように眺めているウォーホールが良かった。映画といえば、「バスキア」で、ウォーホールをデビッド・ボウィが演じたいたけど、これは強引だよね。ナイーヴな感じは出ていたけど。ということで、最近は再びヴェルヴェットアンダーグランドをよく聴いています。最近、ブートレグベースのCD3枚組ライブがリリースさて購入を検討中。各CDの最後の曲が"Sister Ray"というのはマニア泣かせだね。ジョージ・ハリスンが亡くなって、ビートルズが話題になりそうでが、僕にとって60年代のロックはヴェルヴェットアンダーグランドです。
CAFE time
スターバックスの3号店がグランドホテルの中にできるみたいです。なにわ書房で本を買って、そしてスタバで読む、というのもいいかもしれませんね。大通駅までの北エリアって地味にクラッシックで良いカフェありますよね。時計台周辺とか。グランドホテルといえば、僕は「ホテルのカフェ」というのも結構好きです。ちよっした贅沢な気分になれます。ゆったりしていて、意外と長居もできるし、コーヒーのおかわり無料(注ぎにくる)
というところも結構あって宿泊者でもないのに申し訳ない気分になります。
STAR TREAK
シフトの関係でFABCafeでBAKU君に取材をおこなった。彼はいろいろなところでみかけはしたのだけど、ちゃんと話しをするのはひさびさのような気がする。取材は自体は30分程度で終わりその後、映画の雑談などつきあってもらって、おもしろかった。とりあえず、スターウォーズの「エピソード1」は超駄作という結論が出た。そうだよな。スタートレックの話しもして、「7タイプあるエンタープライズのうちどれが好き?僕はやはりNCC-1701Aコンティテューション級だね」といおうと思ったがあまりにも、オタッキーなのでやめました。
「アメリ」@シアターキノ
ジャン・ピエール・ジュネの新作!と聞いて札幌で何人の方が期待に胸をふくらましたかは、わかりませんが、僕は「エイリアン4」も好きです。評価は低いですが「3」よりずっといいのではないでしょうか…。
まぁ、それはともかく「アメリ」です。フランスでもメジャーでヒットしているみたいですね。キノも廊下まで列ができていました。結論からいうと良い作品だと思います。映画好きの人、またはそうでもない人、どちらのタイプを付き合わせても問題はないと思います。僕の連れ(映画好き)は「ゴーストワールド」のほうが良かった、なんていってましたがそれはいい歳してモラトリアムというものです。モラトリアム反対。もうそういうのヤメにしませんか?「アルマゲンドン」を観なさい僕は3回泣いたぞ。「ギャラクシークエスト」を観ようよヤル気がでるぞ!
すいません。まじめにレビューします。「アメリ」は、ストーリー自体は非常にオーソドックスで、注意深く誰にでも共有できる感情を表現していて、わかりいい。でも、同時に現代の日常を描きながら、カメラワークやセットの色彩にジュネ節ともいえる独特のセンスを発揮していて、そこがちょっと奇妙な印象を感じさせる映像が本作の最大の魅力だと思う。本作はストーリー的には平凡と言い切ってしまおう。それはジュネも確信犯だと思う。それを魅力的に変えてしまうジュネの映像美を楽しんで欲しい。僕はこの方向性を支持します。
追伸。予告でやった「殺し屋1」は原作が好きなので、「浅野でいいのか」という感じもしますが期待しています。
「サベイランス 監視」@札幌劇場>
「ソードフィッシュ」は思ったよりコンピューターものではなかったなぁ、と思っていたら、知人にそれなら「サベイランス 監視」をすすめられて
前知識もなく観に行ってみた。須貝の中の小さな劇場でお客さんもなぜかお年寄りが多かった。でも、おもしろかったよ。ティム・ロビンスが、ビル・ゲイツに少し、スティーブ・ジョブスをまぜたような巨大コンピューター産業の社長をやっていて、主人公は腕をかわれてその会社にスカウトされるが…。と、あんまり内容をいってはいけないサスペンスものです。時にパソコンの知識がない方でも楽しめるし、ナードな人にはニヤリとさせる部分もあるバランスのいい作品ですよ。後味もスッキリ。
「SORD FISH」@ SAPPORO FACTORY
「ハリーポッター」は凄い列です。たぶんおもしろいのだろう。そんな光景を横目に「ソードフィッシュ」を観た。賛否両論の作品だけど、僕の結論としてはおもしろかった。ストーリーは実にいい加減なのだけど、同じくジョン・トラボルタの「いい加減」な魅力で観せてしまう。でも、ジョン・トラボルタの組織が「テロに対して倍返しのテロ報復」をおこなうのが目的、というのは今の状況ではシャレにならないね。
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