N u m e r o d e u x
Special 004 "NEW type CD"
interview with Type records.[URL] http://www.interq.or.jp/ox/type/
[E-MAIL] type@ox.interq.or.jp
セレクトセンスが光る新鋭インディペンデント・レーベル
インディのコンピレーションというのは、よほどしっかりしたものでない限り、 本当にコンピレーション(=寄せ集め)になってしまう。似たような音のバンドを集めれば、コセンプチュアルなものになるかというと、そうでもない。個々に集まったアーティストの「核」の部分に共通したものがあれば、表面的なサウンドの差異を乗り越えて、しっかりとしたコンピレーション・アルバムになるのではないだろうか。今回、インタビューをお願いした、TYPE RECORDSは北海道 岩見沢にオフィスのある新鋭のインディペンデント・レーベルであり、「幅広く新しい音楽環境を生みだし、新しい音楽を創造すること」をポリシーに持つ。6/1に第一弾作品として、コンピレーションアルバムをリリースした。[independent type "A"]と名付けられたこのアルバムには、岩見沢と札幌のアーティスト11組を収録しており、すべてのアーティストが初プレスになるというフレッシュなもの。当然単なる寄せ集めではなく、「音響派音楽」というコンセプトによってセレクトされている。それを意識しながら、聴いてみると多少の違和感は感じるのだが、そこには居心地の悪さはない。なぜなら、ここには、単なる使い捨ての音楽用語としての「音響」ではなく、思想としての「音響」があるからだろう。
Shinichi Ishikawa / Numero deux
「…どれだけ音響できるか、ということを重要視しました」
TYPE RECORDSのスタッフを紹介してください私(主に、アレンジ、ミキシングワークを担当)の他、 今回収録されている"Panchromatic Epi-Sode" "Freezing Butterfly""Extra Large Arcade" の中心人物 3人(計4人)で運営しています。
そもそも、レーベルを始めたきっかけは
当初は、私のバンドも含めてメジャーレーベルとの契約を望んでいたのですが、 どのレーベルも、方向性が大きく違い、スタッフで話し合った結果、自主でスター トすることに決めました。
CDに収録されたアーティストはどのようにセレクトしたのですか
今回は、TYPE "A"ということで、音響系のコンピという企画モノで、知人たちに話をし、いくつか候補であげられた中から厳選しました。どのアーティストも、今回が初めてのリリースとなります。
今回のアルバムのコンセプトを教えてください?
4ピースのバンド形態の中で、どれだけ音響できるか、ということを重要視しました。
ライブはどのようなスタイルを予定してますか
全て、TYPE "A" "B" "CLASSICS"とそれぞれのセクションごとに行う予定です。
今後の活動を教えてください?
8月頃に、シングルリリースを予定しています。また、 "CLASSICS" のリリースも企画中です。
最後に、インディペンデント・レーベルとしての姿勢(スタンス)を教えてください
新しい音源を発表することはもちろんのこと、レーベルとしての運営方法からプロモーションに至るまで、形にとらわれず行っていきたいと思っています。 インディーズとしてではなく、最終的には、TYPE RECORDSというレーベル独自のスタイルを確立させていきたいと思っています。
#Details / TYPE RECORDS
[type records presents INDEPENDENT TYPE"A"](TYP-001CD) release 6/1.1999¥2300(without tax)1 HOLD ON/Freezing Butterfly| 2 OBSOLETE O DOUR / VermilionHigh|3 HYPOTHERMIA / Quoin|4 UNBALANCE / Several Index| 5 MEET YOU / Love Meets| 6 A BORDER / Ballad In The Universe|7 TIME TO LIMIT/Extra Large Arcade| 8 EVEN FLOW / Caustic Rev |9 PA.NO.LA.MA / Panchromatic Epi-Sode|10 ALWAYS TO NEED / Unsweet|11 THROUGH US / Caustic Rev|12 AN UNDERPLOT / Auld Lang Syne|13 SIGN / Several Index|14 ISLAND / Ballad In The Universe TYPE RECORDS Louie Katano. [URL] http://www.interq.or.jp/ox/type/ [E-MAIL] type@ox.interq.or.jp
#TYPE RECORDS are composed of three sections.[Type A] (Dream Pop)[INDEPENDENT TYPE "A" ]is this section's compilation [Type B] (Band style music for teenagers) PopRock,Garage,Alternative,Neo Psychedelic,etc... [Type Classics ] (Band style music for middle age) Classic Rock,Soft Rock,Folk,70's Rock etc....
#store
(HOKKAIDO)THIRD EAR/CAFE BLUE/BE PROUD/DISK MEDIA/KOUSEI/CD PLAZA WAVE(TOKYO)D.M.S music 03-3464-6351/VINYL part 203-5330-914/HIGH LINE RECORDS03-5432-7411(OSAKA)TIME BOMB 06-62135079 webからのオーダーもできます。ショップについて詳しくは http://www.interq.or.jp/ox/type/まで
#Artist File
Freezing Butterfly
80〜90年代のシューゲイザー・バンド(My Bloody Valentineなど)の流れをくみつつも、その進化形を表現する。
Vermilion High
Curve,GarbageといったUK女性ヴォーカル・バンドに類似したサウンドセンスとファッション性を兼ね備えたバンド。
Quoin
インストゥルメンタル・ユニット。独自の世界観を持つ彼らの楽曲が、聴く者を引き寄せていく。
Several Index
未だ根強い人気を持つオルタナ系バンド(Sonic Youthなど)にその音楽性を起因しながらも、それをさらにスタイリッシュに作り上げた。
Love Meets
洗練された楽曲の中に、効果的な電子楽器がちりばめられた幻想的なラウンジ・サウンド。
Ballad In The Universe
一連のUKロックを意識しながらも、独自性を失わないそのサウンドは、次代のプライマル・スクリーム。
Extra Large Arcade
完璧なバランスを保つその楽曲は、ガレージ・サウンドという枠を越え、ファッション性さえも手に入れた。
Caustic Rev
次世代のサウンドを追求する音響派バンド。彼らをジャンルという既成概念でくくることはできない。
Panchromatic Epi-Sode
パステルズなどを代表とするUKネオ・アコースティックサウンドの未来形。
Unsweet
Beatles「Magical Mystery Tour」を思い起こさせる、ソフト・ロックサウンドに、心地よいノイズ・ギターが鳴り響く。
Auld Lung Syne
インストゥルメンタル・ユニット。彼らの持つ独特の空気感が、聴く者に安らぎを与える。
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