■11.28(金)

仕事で東京。残念ながら自由時間はとれないスケジュール。宿泊したホテル「グランドパレス」は格調のある感じで雰囲気がとても良かった。寝ねがらJGバラードの「ハイライズ」をひさびさ読んだ。

 

■11.24(日)

日中ずーっと家にいたので18時ぐらいに外出してみた。外は寒い。ピヴォのタワーレコードに行っみた。休日のこれぐらいの時間は、お店がわりつ空いていて好きだ。

本のコーナーを目的もなくグルっとまわって輸入雑誌を眺めているとスタートレックの雑誌があり衝動的に買ってしまった。

表紙が映画「3」のエンタープライズの自爆シーンというなかなかマニア心をくすぐるセレクトである(逆にいえばマニア以外にはサッパリだろう)。

中身には同「3」に登場した新造戦艦「エクセルシオ」の図面とか詳細な資料があってこれまた嬉しかった。

となりのDVDコーナーを覗いてみると、ゴダールのコーナーがあっていろいろ欲しくなってしまった。「映画史」のDVDセット32000円。観たい。でも、その前に「新ドイツ零年」とか「アルファビル」(ヴィデオもっているけど)欲しい。来年は「カルメン」とか「探偵」もリリースされるみたいだからゴダールブームになるかも。それにしても「勝手に逃げろ/人生」はリリースされないかな。

 

■11.23(土)

「ココイチ」というカレー屋は近所にもあるので、ひとりでサッと食事をとりたいときよく利用する。育ちの悪い人間なのでメシ食いながら新聞や雑誌を読むのが大好きである。

「ココイチ」の店内はたいてい新聞と、この会社についての本が置いてあって、その本読むのが好きだ。このカレーショップになりたちから、ポリシーまでキメ細かく書いてあっておもしろい。

もともと、名古屋で喫茶店をやっていた人が、カレー屋をスタートさせ現在にいたっている。本のなかで、「カレー屋というのはたくさんあるが、毎日食べれるお店は少ない」と書いてあって、毎日食べれるお店をコンセプトにしているそうだ。

このお店で好きなのは、今はなくなってしまったみたいだけど、お客さんむけのPR小冊誌を発行していた。A6ぐらいの版型で中とじにカラーで、メニューの紹介からお客さんのお手紙、イラストの投稿(!)から連載マンガ(新人君が一人前になるまでのストーリー)さらにはショート・ストーリーまであって、その内容はキャリアで優雅な一人暮らしのOLがココイチの持ち帰りを楽しむことを都会的なティストでまとめた話しとかあって、下手な雑誌よりよっぽどおもしろかった。デザインも品があって趣味がいい。これを読みながらカレーを食うのも楽しみのひとつだったなぁ。復活しないかな。

 

■11.19(日)

「ブラックホークダウン」の DVD借りてきた。リドリースコットの作品ということだけでファンとして盛り上がってしまう。予告やCMは何回か観ていたので、だぶんおもしろいぞ!と予想していた。そして、観終わった感想は、「最高だ!リドリースコット!でも、映画作品としてダメダメかしら」と感じた。

この監督の「映像センス」が好きな人間にとっては興奮と緊張の連続でたまらん!、かもしれないけど、冷静にひとつの作品としての評価するなら「何をいいたいの?」と感じるかもしれない。でも、ひさびさにこの監督の映像暴走ぶりがだっぷり楽しめたのは最高だった。

 

■11.17(土)

靴を修理屋さんにもっていって、見てもらったら新しいのを買ったほうがいいような結論だった。歩き方が悪いのか、靴をだめにしやすい。高い靴は買えないです。

ビッオフ跡にオープンした丸井の新館に行ってみた入居テナントの大部分が「コムサシアター」で占めていてこれが最大の「売り」だと思う。「シアター」というイメージからか、暗めで間接照明の多用した店内の雰囲気は悪くない。でも、どうなんだろうか。池内にあった「モノコムサ」とかあっという間に撤退してしまったし。

コムサデモードの服ってちよっとオシャレっぽいでしょう。でも、「そのオシャレ具合」を求めるなら、僕は他のブランドや、セレクトシヨップに行ったほうがいいと感じるので、「コムサ」の位 置付けが難しい。

平日は「無印」、休日は「ブランドシヨップ、セレクトシヨップ」で買い物というパターンを考えたとき、「コムサシアター」にはあまり行かないかもしれない。

その点「無印」って、年代を選ばず、適度に流行をとりれるニュートラルなセンスの良さ、他ブランドと競合しない価格設定、スーパー的な行きやすい雰囲気、よく考えているなぁ、というよりただ僕が無印好きなだけかな。

 

■11.9(土)(2)

午前中は雪が降っていたけど午後から晴れてので札幌駅前周辺に行ってみた。ビックカメラのパソコンコーナーに行くと、プリンターがドカーンと展示されていて、考えてみると「年賀状を作ろう」というヤツですね。僕は自宅のプリンターで年賀状を作ろうとは思わないな〜。僕はそんなに出しませんが、社会人だと一般 的に何百枚単位必要でしょう、それを自宅のプリンターで作るのは大変だよ。結局、インクジェットなんだし。コストも下手したら印刷よりかかるのでは。そうでもないでしょうか。

JR駅からヨドバシまで行く途中の「風月」が改装されていてびっくり。その隣のちいさなカフェ「リトルイタリー」も改装していて、もっとびっくり。前者はともかく、後者は絶対、前のほうが良かったよ。カウンターのみのカフェで小さな液晶テレビがあって、通 路とオープンエアーな感じで、セルフサービスじゃないから、サッと座ってオーダーして、テレビを観たりして、実用本意な感じが好きだった。

■11.9(土)

ドンキホーテは、コンビニみたいな利用方法だけど、5Fのゲオは、YESのレンタルの作品を受け継いているようで、監督別 にヨーロッパの映画とかたくさんあって嬉しい。アップリンクもあるしね。コミックも立ち読みできるのが嬉しい。

ちよっとした時間潰しには最高だなぁ。そういえば、YESの時から、ちょっとした時間調整に便利な場所だった。地下の五十番もひとりでサッと食事をしたときにいいですよ(街中のファーストフードって混雑してるしね。ならぶのダメなんです)。

結局、鈴木清順の「東京流れ者」を借りる。昭和41年の作品だけど、本当にカッコいいし、オシャレな映像が作れる監督だと思う。ハッとする構図があるし、モダンで無国籍。でも、残念なのは主演の渡哲也が存在感なし。後半に出てくる二谷英明のほうがずっと存在感がある。それを差し引いても、おもしろかった。 「殺しの烙印」が観たくなった。

 

■11.4(日)

ラルズプラザ・シーン

札幌「裏原宿」シーンを考えるについて、狸小路の「ラルズプラザ」近辺が熱いのではないだろうか。昔の「金市館」(漢字こうでしたっけ?)から「ラルスプラザ」という横文字にCI的なチェンジをおこなった現在でも店内のコンテンツは不変でありつつ、「道内優良企業」としてランキングされるのはその存在の非凡さを物語るものである。

地上にある「山岡屋」「マクド」では気分が出ない時には、ラルズの地下に行くがいい。おそばと、トンカツ系のファーストフードがありがたい。こういう日常性が重要なのである。あと、上の階のイベントホール定期的におこなわれる「古本屋市」も嬉しいものである。アナログレコードもあるしね。

行ったことないけど2階にあるカフェも沼田元気の本で紹介されそうな雰囲気の良さがある。同じ狸小路にあるマンガ喫茶も素晴らしい。なにが素晴らしいといえば、入り口の目立つところにフライヤー置き場があり、そこには「ご自由に置いてください」とのコメントが添えてある。日本全国のイベントオーガナイザーが涙しそうなサービスである。ネットも使えるし、フリードリンクで立地も含めて使いやすいですね。トイレに張ってあるこのお店のペーパーも、なんかおもしろい。メディアというものをわかっているオーナーだと思う。

ラルズの斜迎えには「11de 9」というアパレル・シヨップがあって、レディスですが、ここの服って可愛くて趣味がよくて、今、流行りのセレクトシヨップをちよっと外したいけど、オバサンぽいのもイヤだ、という「どうも着るものががない」、なんて思っている人にはいいかも。ちよっと中に入った階段をあがったフロアに「フラボア」があって、このブランド、メンズやれば欲しいなぁーと感じさせる「大人で可愛いらしい」ブランドですね。

あと、アートスペース201があったり、プリヴィの2階は「カバシマヤ」臨時かと思ってたら、ずっとあるみたいで嬉しい。まだ、いろいろあるけで、今度またあらためて、「ラルズ周辺」について書こうと考えています。




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