INTERVIEW

013 PROJECT CAD2

2007.06.21

NUMERO DEUX SPECIAL 013 MARCH.2000

013 April.2000."PROJECT CAD - Graphic Synthesizer"

(INTRODUCTION SPECIAL 013)

「新しい空間をつくり出す」ために結成された札幌の新鋭オーガナイズ・グループ PROJECT CAD。彼らは既に市内のクラブにてコセンプチュアルなVJイベントをすでに2回ほどおこなっている。今回はNUMERO DEUXでは本サイトのカヴァーデザインをオファーしたのだが、彼からの返答は単なるひとつのデザインを提供するだけではなく、コンセプトをもったヴジュアルを4月中週変わりで更新し、その制作の過程を彼らのサイトとリンクさせていきたい、というアイディアだった。NUMERO DEUXではこれに対して反対する理由はまったくない。4月は新しい試みおこなうのはいい時期かもしれない。

(INTERVIEW)

1.前回のイベントはいかがでしたか?

    bonvoyage@というイベントを去る2月25日に行いました。昨年のスペクトラと同じく、クラブにコンピューターを持ち込み、映像をリアルタイ ムで送り出すシステムを組み立てて、空間をつくろうというパーティーでした。 bonvoyage@はクラブを「旅」に見立て、時間、人の流れ、旅の独特の感情などをテーマに映像をミックスしていきました。今回はサブ映像を会場のBARサイドに流すなど、空港のインフォメーションの様な仕掛けも試みてみました。当日はこの冬一番の大雪の日ということもあり、思ったほど集客は望めなく残念な部分もありましたが、VJブースに直接来て興味を示していただけるなど強い反応もあり、p−cadにとって、難しさと楽しさをダイレクトに感じられるイベントでした。次回から、僕たちもそうなのですが、ハイテンションで盛り上がることが目的のパーティーに対して、「ちょっと。。」と感じている人にとっても、楽しんでもらえるよ うなイベントとして成長させていきたいと思っています。

2.今回のカヴァーデザインのオファーについて?

    カバーの画像って1月に1度更新されているので、1ヶ月の命ってことですね(笑)そこで、1ヶ月を有効に使って、そのはかない4月という時間を表現できないかと考えました。VJの短いスパンで表現する時間、web上の長いスパンで表現する時間。媒体の違いによって表現できる「時間」が対比出来ればいいなと思っています。予定では週に1度更新する形を取りたいと思っています。シリーズ的に見ていただきたいのですが、途中で思わぬ方向に進む可能性も。使っているアプリは、ごくごく一般的なものです。

3.いろんなデザインがあふれる今、PROJECT CAD にとってデザインとは簡単に説明す ると何なのでしょうか?

    いろいろなデザインがあふれ出す、無数に増えていく。これに対しては全く否定的な見方はしません、むしろこれから制御不可能なところまでいろんなものがあふれ出してくる世界に次のイメージを求めたいです。1.シンプルか、複雑か。2.内容があるか無いか、3.好きか嫌いか。いまのところp−cadにとってのデザインといえばこれらについてイメージすることです。

という訳で、4月のNUMERO DEUX は週変わりでカヴァーをチェンジしていきます。そして同時にPROJECT CAD のサイトではその制作過程がアップされる予定です。カヴァーからもリンク張っているので両方のサイトをよろしく。
また、カヴァー更新お知しらせご希望の方はメールをお願いします。
(※2007.9.23現在上記企画終了済)

   


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