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NEWS No.17041「前田景 写真展『White Room』」

2017.08.21

前田景whiteroom

まだ8月。少し恐ろしい話をします。北海道はもう秋なの?と感じる天気の時がある。夏はどこにいったの?ああ、恐ろしい。これは北海道の「遅れた夏の怪談」だと思いたい…天気について、ぼやいてみました。おわかりのとおり北海道の夏は短い。後に来るのが深い深い「冬」なのです。

僕にとって北海道の冬は生まれた時からあるもの。そして、現在もあるもの。ありふれている、といえる。でも、北海道や冬をテーマにした表現にはとても興味がある。なぜなら、僕はもっと冬のことを知りたい。なぜなら、僕はいまだに冬については、わからない。好きなのか、嫌いなのか。多分、雪国生まれの人はそんな感情のゆらぎがあると思う。

今の自分は北海道の冬を文化、芸術的に捉えることは少しはできる。ただ、もっともっとそれを深めたいと思っている、そういった時に、北海道や冬をテーマにした表現に出会うと、それによって自分の「まわり」をもっと見やすく、生活しやすくしてくれる、楽しくしてくれる「深み」が出てくると思う。素晴らしい「表現」があった。最近、それを感じたのが、アートディレクター前田景による本展示です。

テーマは北海道を美瑛を中心として、冬、雪のある光景の捉えている。ひとつひとつの写真に強度の高い凛とした美しさがあって、そこにとても僕は共感できる。思い出すのは冬の朝。カーテンを開けて窓から見えるのは、地上をひとしくおおう雪。その静けさ、美しき自然の調和。その感覚が 前田景の写真にはあると僕は感じた。

もっとも美しい部分を絶妙なタイミングで捉えられている美しさ。先に書いた、僕が冬の早朝。夜に降った雪という状況。窓から見える光景から感じる、もっとも好きな美しさをトリミングされた世界が「White Room」にある。そう、僕の冬に対する「好き」はここにある。

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Text by アート・メディアライタ 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

「前田景 写真展『White Room』」
会期:2017年4月15日(土)~7月5日(水)
会場:toita(北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町85-2)

NEWS

NEWS No.17040「伊藤幸子 波音 等 500m 美術館vol.22『北の脈々 -North Line2-』」

2017.08.18

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かわいいの流動性と定義。その間にある人間性。

「かわいい」の意味。その幅がひろい。曖昧でもある。便利な使われ方もする。そこに美しさはあるのか、美は関係ないものか、わからない。そんなふんわりとしているのに、私達はこのフレーズを使うことが好きだ。日本には「かわいい」ものを愛する文化があると思うのだ。そこには、あいまいなものを愛する国民性にも関係があると思う。

「かわいい」の解釈は人それぞれ。美も解釈の別れるものだが、ある程度は一般化できるルールがあと思う。それに比べると「かわいい」は広い。僕は「かわいい」には「美」がないといけないと思っている。そこに僕の中では矛盾は無くて「かわいい」は「美しい」。そして「美しい」は「かわいい」という互換性があると思う。美しさのない「かわいい」は存在しないのです。

伊藤幸子は北海道出身・札幌在住の彫刻家。木や針金等の芯材に直接石膏をつけては削る直付の方法で、色鉛筆やパステルで彩色している。僕は本作家の作品は「かわいい」と思う。強度の「美しさ」にささえられている「かわいらしさ」がある。自分の理想がある。そして「彩色」というとこが、なんても「美しい、かわいらしさ」を構成する色気を感じるのだ。

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Text by アート・メディアライタ 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

伊藤幸子 波音 等 500m 美術館vol.22「北の脈々 -North Line2-」」
会期:2017年4月15日(土)~7月5日(水)
会場:札幌大通地下ギャラリー 500m美術館(札幌市営地下鉄大通駅内)

NEWS

NEWS No.17039「札幌国際ユースホステル 」

2017.08.14

北海道ユースホステル協会

ネット予約?民泊?
お安く泊める宿とえば…ユースホステルを忘れていないか?
忘れてました…泊まってみました。

札幌のユースホステル(以下、YH)に泊まってみました。ご存知かもしれませんが、YHとは、世界にある青少年のための安価な宿泊施設です。誰にでも(僕のような中年でも)利用はできます。でも、ホテルとは違って、相部屋でトイレや洗面所、お風呂も共同。タオルや寝衣もない、素泊まり、というのが基本形です(ただし、施設によって異なる点はあります)。その代わり「安価」というのが最大の良いところです。一泊3000円代です。純粋なプライベートを守るのは難しいですが、その代わり利用者とのコミュニケーションを勧める機能もあり、青少年の成長を助ける文化施設という側面があるかと思います。

YHはアウトドアな自然の中にあるイメージで、そういった立地が多いですが、札幌の街中に近いところに発見。良い立地で宿泊も3500円という安価なため利用してみることにしました。札幌国際ユースホステルというところです。本ユースホステルは写真上の北海道ユースホステル協会と同一の建物にあります。

まず、じらしてもしょうがありません。結論からいうと、とっても良かったです。また利用してみたいと。もちろん、ハイクラスなホテルとくらべてもしょうがありません。比べるとすると安価なビジネスホテルでしょう。安価なビジネスホテルもレベル差が大きいので、単純に比較はできないのですが、僕としては同価格帯では最高レベルのビジネスホテルと同じくらい良かったですね。また、また本YHのすぐ近くにはコンビニエンスストアがあり、徒歩圏内にスーパー、薬局もあるのもとってもいいと思う。

今回泊まった本YHは先に書いた一般的なYHと違いがあって、相部屋の他に、個室やツイン、ファミリー向けの部屋もある。この点はとっても利用しやすいですね。僕は本YHには、ホテルと違う点に魅力も感じています。まず、そう感じる理由としては、建物全体に清潔感があるということ。つくり自体はそれなりに古いもののようですが、リフォームはされていて、特に水回りもキチン管理されていて、きれい。これは同クラスのビジネスホテルよりもよく感じました。

あと部屋も気持ちよくスッキリしている。水回りがないので、レイアウトが長方形で居心地がいい。ベッド、家具、TV、エアコンと椅子とテーブル。使いやすい被服ロッカーがあるだけ。コップとか、ポッドとかそういうものもありません。ホテルにある宣伝のペーパーのようなものとか、ないのがとってもいいです。 水まわり関係については、各階フロアに共同の洗面所とトイレ、熱湯の出る給湯設備があります。お風呂は、1Fにシャワー、地下のお風呂があります。

あと、1Fには自由に使えるコワーキングスペースみたいな場所があって、話をしたり、食事をしたり、仕事もできる感じなんで使い勝手がいいなと思う。少人数でクリエイティブな合宿でもする場合いい施設だな、と思いました。

ishikawa

Text by メディアプランナー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

札幌国際ユースホステル
北海道札幌市豊平区豊平6条6丁目5-35
http://www.jyh.or.jp/info.php?jyhno=343

 

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