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アートと教育。教えるのは大変ではないですか?

2020.06.21

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教えるのは大変ではないですか?
と質問すると
「慣れですよ」と答えをいただく
つまり、それは言語化が難しいことだと思う

教えるというコミニュケーションは
迷路のように大変だ。そう言ってもいられない。
雑談じゃないのだから。

僕は時々前に立つ。プロジェクターの接続はOKか、配布物は足りてるのか、Wi-Fiはあるのか、机は可動するのか教える時は、そんなことを考える。教育って難しいよね。僕が目標にするのは生徒に「きっかけ」が作れればそれで最高だと思うのだ。

だから、僕はキーワードや短いフレーズを考えて、記憶に残ってもらう。あと、少しインパクトが残せればいいかなと思う。素材でいえばね、映像は経験から使うと心に残るようだ。

これが相手が子供になるとさおさら。子供のアート教育と書くと、少し特殊だったり、高尚なイメージがないだろうか?

だけど、僕は工場見学とか、遠足とか、そういったこと同じだと思う。僕は子供や専攻ではない大人に関するアートプロジェクト体験というのは、ほんの頭の片隅に残る程度でいいかなと思っている。いきなり難しい話をしても、それは教える側の自己満足で終わってしまうのではないだろうか。

いや、そんな教える人はいないと思うけど難しいことを噛み砕く手間よりも、心にひっかかかるフレーズなり体験があればいいのではないだろうか。

アートの入口を感じでもらって、そこで、本当に美術教育を受けたいなら、専門的な学校に進んでいけばいいと思う。単発的なプログラムで、学術的に教えられることは知れている。

それなら、アートについて、ひとつでいいから体験者に「想い出」を持ち帰っていただければ十分ではないかと僕は思っている。

想い出をバカにしてはいけない。僕がしゃべったほんの破片でもいいから、聞いてくれた人の記憶に残ってくれれば、僕は本望だ。

写真の作品は「へんてこな形に名前をつけよう!」という子供と大人の共作によるワークショップでありアート制作。素晴らしいクリエティブがあふれてる。

制作のプロセスはこうだ。子供が紙にクレヨンで好きな線をひく。そして、好きな形をみつけて切り取る。切り取った形を大人がプロジェクターで投影しトレースして壁面に描いていく。

自由に線をひくというのは、実は結構大変だと思う。今の僕には大変だ。それをすいすい書く子供を眺めるのはとても意味がある。また、子供の自由に描くという体験も大事なことだろ思う。なぜなら「自由」ということを考える機会になるから。

「自由に線を引くのは楽しい」それを子供たちにおみやげに家に帰ってもらえれば、
この企画は成功ではないだろうか。きっとそうなっている。

500m美術館 vol.32 「おとなもがんばるこども壁画」
会  期:2020年1月25日(土)~3月25日(水)7:30~22:00
会  場:札幌大通地下ギャラリー500m美術館
共同運営 :CAI現代芸術研究所/CAI02、一般社団法人PROJECTA
作家:笠見康大

 ishikawa
Text by  メディア・プランナー  石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
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時間をみやすく黒く塗れ / 墨は過去も今も未来語れる

2020.06.14

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時間をみやすく黒く塗れ
墨は過去も今も未来も語れる

時間の本当に大切な時とは
締め切りに追われていないとき
なぜなら自由があるから

常に過去と現在と未来と進んでいるのに
人生の時間を考えることの恐るべき少なさ

日常は永遠ではない
しってるけど、しらないこと

小学生の時、書道教室に通っていた。理由は僕の字が少しでもうまくなれば、という気持。ちなみそれは今でも継続中。

字の上達を考えていくと、行った書道教室は選択間違いだったかもしれない。ほかの書道教室を知らないので比較はできないが、僕の行った教室は各自が自由に書いて、その自由さが評価されるところだった。

模範見本は無く思うがままに書いたほうが褒められた。でも、子供心でも一般的に要求される、うまい文字とは違うなとは感じていた。だから、褒められる条件もよくわからなかったが、今思い返せば、自分のリズムで最後まで描け、ということだったと思う。書けではなく描け。

はずれても、飛び出してもいいから、最初を大事にしろ、ということだったのか。本当のところはわからないけどね。わかるのは字は特にうまくはならなかったこと。

でも、教室を変えるのも面倒なのでそのままでいた。先生もユニークで好きだったしね。そのほか、いろいろおもしろいことがあった。長くなるのでここでは書かないけど。

字はまったくうまくならなかったが、書道って結構自由なんだなという経験を持てたのは良かった。あと、先生も自由な人だった。思い返せば、「自由でいい」というとっても大切なことを学べた気がする。

「書」の黒って、凄くいいと思う。なぜなら、過去・現在・未来のどこにでも存在できるから。書は1000年まえも筆で黒だし、今もそうだし1000年後も変わらないと思う。そして、圧倒的な歴史のある表現であり、今も一般的な書道教室も健在だ。

書道を知らない人は少ないだろう。もちろん、凄く知っているとは限らないわけだが、存在と表現方法だけでも知られているだけでも十分だ。アートでは予備知識は大事なものだから。

でも、キラキラ過剰でないところがとってもいいよね。
控えめに光るヤツ。

守屋 杏の本作は書道という誰もが知っている表現を、みんなが通る駅の構内に展示するというのがいい。駅は過去・現在・未来の場所だ。

まぁ、場所はどこでもその3つを語れるわけだけど、駅はそこからどこかに行ったり、到着したり、見送ったり、迎えたり、というポイントがあるのが、他の場所より象徴的だ。

そこに出現した、立体となって「書」。そう本作は立体なのだ。つまり3次元。だからリアル。だから、僕は自分自身のこととして受け止めることができる。

黒く浮かんで見える現代のモノリス。この作品の前を歩くの楽しい。時間のことを考えることができるから。

JR TOWER ARTBOX
守屋 杏 / 刻・積~刻まれ積もりゆくもの~
2020年6月1日(月)~2020年8月31日(月)
JRタワー1階東コンコース(JR札幌駅直結)

 ishikawa
Text by  メディア・プランナー  石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
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室蘭から世界を照らすインスタレーション 

2020.06.08

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室蘭から世界を照らすインスタレーション

メディア、デザイン・コミュニケーション
の中で考えたこと。石川伸一

室蘭の空をアートに変えていく
1,000円からできる室蘭でのアートプロジェクトのお誘い。
2020年6月19日まで!

「新型コロナに負けそうな気持ちに希望の光を夜空に照らしたい」

今年、室蘭のまちづくり関係のプロジェクトで知り合った 荒井 純一 (Junichi Arai)さんが、室蘭を表現の場にしたアートプロジェクトをクラウドファンディングで進めています!

内容は今年8月29日の夜、大黒島(室蘭市)からレーザー光を夜空に向け照射して、港全体を舞台にした照明によるインスタレーション(空間を使ったアート作品)をおこないます。その記録は無料で室蘭市の観光団体・企業等の観光に使っていただくことを予定しています。

主催の荒井さんは札幌のイベント会社の代表で、これまで室蘭でも旧絵鞆小学校のライトアップなどアートプロジェクトを手がけた実績もあります。

少しでも興味があったらぜひ下のリンクで詳しい情報を読んでみてください。
そしてよければぜひ、1,000円から可能な出資も考えてみてください。

「あのアート作品は自分も協力した」
という体験はいいものですよ。本当に
 

クラウドファンディング
「希望の光を照らしたい」
https://camp-fire.jp/projects/view/280489?fbclid=IwAR2U-MnX6wdHoovsDnUKAGTMKwVt82dWRBurpNFUWlNFYvi-SJGXvZt3oy8

Text by
石 川 伸 一 (NUMERO DEUX) メディア・プランナー
twitter.com/numeroo https://www.facebook.com/shinichi.ishikawa
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