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NEWS 2/25「2回目 トークイベント 『札幌クリエイティブ 過去・現在・未来』 会場ICC」

2019.02.21
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▲ICC http://www2.city.sapporo.jp/invest/office_introduction/02.phpより

今のクリエイティヴ
今のICCに行ってみよう

2月25日(月)18:30-20:00(18:00開場)
札幌市のクリエイティヴ支援施設「ICC」にて、
トークイベント  『札幌クリエイティブ 過去・現在・未来』の2回目が開催される。
https://www.icc-jp.com/mobile/news/f4fb1t0000002pfv.html

参加は無料(要申込)。何かをつくること、クリエティヴに興味ある方ならプロ、アマ問わず参加できる。興味があるなら、ぜひ行ってみてほしい。会場のICCは地下鉄 東札幌駅から歩いて7分程。現役クリエイターの生の声が聞ける貴重な機会だ。

僕はICCについては、知り合いがいたり、取材に使わせてもらったり、企画に参加させてもらったり、といろいろ思い出がある。それについて書いてみた。
http://numerodeux.net/?p=19406

前回につづいて、今回も本イベントを知って、感じたことを書いてみたい。

18年前 ICCはできた
静かな住宅街の中に
元の建物は研究機関
クリエティヴのゆりかご

「クリエイター」という
表現がデジタル、ネットの発達ともに
じわじわ とひろがっていった
コンテンツという言葉も出てくる

それは、ICCの成長と
リンクしていく
僕は体感した

ICCは今の場所に移転した
公共、商業空間の中にインストールされた
今のICCの場所は、札幌クリティヴの未来

18年前ICCができた時「クリエイター」という言葉が広く使われはじめた時期だと記憶している。なぜ、この時期だったのだろう?多分、その時期はインターネットが本格的に普及してきたタイミングと重なっていると思う。

インターネットやデジタル技術は「つくる」(クリエイト)ことを一気に加速させていった。それは、作品そのものから、作品を編集、紹介するメディアも同じだった。

さて、前回はICCでおこなわれるイベントについて、過去の視点で書いてみた。今回は2回目の本イベントのタイミングで今のクリエイティブについて考えて書いてみたい。

クリエイターという言葉が今では一般的になった。しかし、この言葉の意味するものはは突然出現した訳ではない。クリエイターの意味、簡単にいえば創造的に「つくる人」。平面、立体、映像、写真、プロ、アマは問わず、ずっと昔からいた。

ただ、それらは音楽家とか、映画監督、写真家、デザイナーなど職種やジャンルで語られることが一般的だった。それらが総称として「クリエイター」とよばれるようになった。それがインターネットの普及とリンクしているのは偶然ではない。

なぜなら、インターネットのウェブサイトとは、プログラミングであり、デザインであり、写真であり、文章であるからだ、そして、制作から発信(これが大事!)が個人で世界にむけて容易にできるようになった。

分業が当然と思われていたものが、ウェブサイトの出現で垣根が低くなった。それによって、偶然に(自分でいろいろやってしまった)、必然(いろいろ自分でやりたい)というマルチに制作する人も多くなっていった。

もちろん、分業制や専門性自体が否定された訳ではない。デジタルの発達、インターネットの整備によって、ゆるやかにマルチなクリエイトが可能になっていって、ジャンルにはみ出る人が増えていっため「クリエイター」という言葉が急速に広まったのではないか。

クリエイターは「コンテンツ」をつくる。そこを重点にICCにはいろいろな人が集まった。そこはICCのプロデューサーの久保俊哉のセンスが大きく貢献している。幅広いクリエイターがICCに集まってきた。それは必ずしもIT系という訳ではないところがよかった。

さて、現在のICCどうだろう?ICCの場所も変わった。以前の場所は、ごくごく住宅街の中にひっそりとある施設だった。もしかしたら、それらの住宅に住む人は赤いクロスのマークのある建物って何の建物何だろう、と思っていたかもしれない。

僕は夕方か夜行くことが多かったので、一般的な人の出入りも少なかった。だから、アンダーグランドというか、秘密基地のような印象だった。では今はどうか?

ぜひ、一度行ってみてほしい。移転後のICCは地下鉄東札幌駅を降りる。地上に出て直結してすぐあるスーパーは昔はダイエーであったが今はイオンだ。ここから歩いて徒歩7分程度。あらかじめ地図を見ておけば難しくはない。

南郷通を歩いて北海道銀行のあるところから道に入れば、もうそこは新しいICCへの道路だ。左手には、ラソラ札幌という今ふうの大型ショッピングモールがある。そこのとなりのICCがある。隣接しているといってもいい。

昔のICCのすぐ近くにはコンビニも無かったから、こんなモールがあれば入居者の人は便利だと思う。コメダ珈琲もむかいにあるしね。付け加えると、ICC別隣には市の運営する大型会議施設 札幌コンベンションセンターがある。

このエリアは、札幌コミュニケーションパークSORAと呼ばれ、公園・緑地ゾーン」、「公共ゾーン」、「商業・業務ゾーン」の3つのゾーンで構成している札幌の再開発地帯なのだ。その中に今のICCがあるのも大変興味深い。

ICCの今の場所は、まさにスマホが普及した今の時代の「クリエイティヴ」の日常化した今の時代にマッチしている。

ICCは、クリエイティヴな活動を行なっている、興味のある人には気軽に利用できる可能性のある施設だ。本格的にはシェアオフィスという形もあるし、気軽なら、コワーキングスペースをフリーに使う方法もある。

利用には手続きは必要なので、まずはICCのウェブサイトをよく読んでほしい。立地も一度行ってみると意外に行きやすい場所である。再開発地域なので立地自体も興味深いよ。

「札幌クリエイティブ 過去・現在・未来」
1回目[2/11(月・祝)]18:30-20:00(18:00開場)
ト-クゲスト:石田勝也、大黒淳一、こだまじゅんじろう 終了

2回目[2/25(月曜日)]18:30-20:00(18:00開場)
トークゲスト:島田英二、福田大年、前田麦

場所:ICC(白石区東札幌5条1丁目1-1)
対象:クリエイティヴに興味があればどなたでも
定員:各回30名(定員になり次第締切となります)
参加費:無料(事前申込必要)

詳細や申込方法は以下にあります。
「札幌クリエイティブ 過去・現在・未来」
【2回目:2月25日(月曜日)開催!】

https://www.icc-jp.com/mobile/news/f4fb1t0000002pfv.html

 

ishikawa

Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
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室蘭工業大学での委員会議にて。高砂5丁目公園のプロジェクト

2019.02.17

 

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公園という「メディア」

人が集まると  何かが生まれる
生まれれば   人が集まる
このサイクルがつくれれば
地域は進化していく

公園は、きっと身近にある。
小さくてもいい
自然、空間、座れる場所があればいい
公園を嫌いな人が、いるだろうか?

公園は空間という「メディア」
僕たちはこの場所で、
できることを考えてみよう

まずは、公園に行こう、
そこで日差しを浴びながら
できることを考えよう

僕は室蘭工業の外部委員をしています。任期は2年。この地域に来た時にちょうどのタイミングで募集をみつけて書類に文章をつけて応募。採用された。それから2年後。今期もさせてもらうことになった。嬉しい。

会議内容は大学と地域の関係性を考えること。委員には伊達、室蘭、登別市長から、商工会議所や教育関係者、メディア関係者などで構成されている。会場では委員と大学関係者で円卓を囲むレイアウトになっている。

会議では、4月から行われる理工学部への再編にの話の後、ランドスケープ研究室の院生 小林佳弘さんから「高砂5丁目公園プロジエクト」の活動報告があった。僕には大変興味深い話だった。

本研究室は人間と自然(公園等)をテーマにして、人のちながりや地域貢献等を考慮した「都市・地域づくり」を研究している。「高砂5丁目公園でのプロジエクト」とは、室蘭工大の近くにある公園の活用をしたプロジェクトの報告である。

本公園は、昭和43年つくられた0.36ヘクタールほどの樹木や湧き水もある三角形の形がユニークな公園。つくり自体はシンプルであり、どこのまちにでもありうる公園である。だから、本プロジェクトはいろいろな地域での参考になると思う。

市役所、市民、大学が手をつないで行った企画。これはすごくいい。みんなの公園をアップデートするために、ふだん接点のない人が集まり、意見を交換する。企画を考える。このコミニュケーションも本プロジェクトの大事な部分だと思う。

すべては人からはじまる。人がいるから、できる。「公園」とは何かと学術的に考えて再構築する。そして、具体的には子供が遊べる遊具の設置やワークショップや飲食のブースも展開していく。それが「高砂5丁目公園のプロジェクト」。

すべては集まって話す、ことからはじまる。もちろん、話すだけではダメで、それを記録して、企画を書面化する。そして実行の準備をして、実行する。理論と実践このふたつが大事で、そして今ふうにいえば「持続可能」を加えたい。

「高砂5丁目公園のプロジェクト」は素晴らしい地域のまちづくり「再構築」だと思う。

僕は本会議にて、大学は「地域」と「地域」を結ぶ「ハブ」(hub=ネットワーク機器)のような存在であるべきという提案した。ただ、正直なところ具体案が浮かばなかったところが正直なところ。

「高砂5丁目公園でのプロジェクト」は「公園」を「ハブ」にして、大学と地域を結びつけたプロジェクトだと思う。ここで考えるのは今回は「公園」だった。それもありだし、別の「ハブ」を探すのもいい。

僕は「公園」もメディアだと思う。
公園という空間(媒体)の発信(編集者)と、
それを楽しむ受け手がいる。

IMG_0464▲ 高砂5丁目公園のプロジェクト のプレゼンの様子
https://www.facebook.com/takasago5park/

2019.1.28.平成30年室蘭工業大学市民懇談会
会場:室蘭工業大学

 

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NEWS 新刊レビュー「 眠りの森クリニックへようこそ / 田丸 久深 ) 

2019.02.11

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夢、眠り
そしてドラマが収束する美しさ。

夢は現実なのか、現実が夢になるのか…ともにあるのは「眠り」。

弟と生きる、
雨に濡れないように
食べるのに困らないように
それだけでいい

壊れた冷蔵庫
中で
何かが変わっていく
わからないけど

「眠る」
そばに人がいる
安心できる存在

彼女は人生に「色」があることを知った。
弟の成長にも目を見張った。
これから違う色も

北海道在住、女性作家の書き下ろしの3作目。以前、ご恵贈いただいた作家さんの最新作を読む機会があった。僕は普段は海外のとても内向的な小説を読むのが好きなんで、ちょっと違う作品を楽しむことになる。

だから、本作をまず、全体的になんと説明すればいいのかわからない…だけど試みてみる。若い女性のドラマ小説という感じだろうか。恋愛小説とは違う、主軸は恋愛だとは感じなかった…ただ読み終えるとそういった味もある。

何だろう、読み終わって、思い返してみると不思議な小説だ。要約すれば「「彼女」(主人公)の話」ということだろうか。彼女は日々を一所懸命生きて、まわりが変化していく、彼女は当事者でありながら、傍観者のようにも感じる。

前作「YSAKOIソーラン娘 札幌が踊る夏」は札幌を舞台に全国的にも有名なYOSAKOIソーラン祭がテーマだった。文中ではたくさんの札幌、北海道のキーワードが散りばめられた作品になっていた。しかし、本作ではそこはは抑え気味となっている。本作も札幌で藻岩山の下にある睡眠専門の架空の診療所。そこが事務員として働く主人公の勤務先。

事故で両親を失っていて、高校生の弟と古いアパートで2人暮らし。アパートの住人、診療所に関係する人たちでドラマが進む。主人公の生活に余裕がない様子が冒頭から繰り返し語られる.

シリアスであるが、世間に対する過剰な恨み節はなく、弟と一生懸命生きる。庶民的なユーモアすら感じさせる。主人公が質素なキャラクターなのは本作の一番の魅力ではないか。文章は過去作と同様、淡々としていて気取りがない。好感が持てるし、読みやすい。

舞台が藻岩、市電、中島公園のあたりなのは地元の人間には嬉しい。クラシックで雰囲気のいい場所だから。読み進むとあのあたりかな?と思わせる。病院の出番は思ったより少ないが作家の医療事務経験からか興味深く病院の仕組みを読ませてくれる。

脇役はややエキセントリックな印象はあるが、主人公には常識的なので安定感がある。いろいろなドラマが散らばり、そして静かに収束していくのはなかなか美しい。ラストまで読むと感じる。

そして「ああ、この小説は彼女(主人公)の話」だったのだな、あらためて深く感じ、もう一度読みたくなった。

「 眠りの森クリニックへようこそ ~「おやすみ」と「おはよう」のあいだ~」
著作:田丸久深 / 幻冬舎文庫  / 618円+税49円
2019/02/07発売

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