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NEWS 「紙の本たち 紙を文化・芸術として語るこれから」

2019.03.08
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帰り道 コンビニ前を歩く
透けてみえる雑誌ラック
ガラス越しに 見える最新の雑誌
その原料は木材繊維の束(パルプ)

紙の本や雑誌 もう何百年も在る
でも、インターネットの登場は
紙の役割を奪っていく スマホで読めればいい
どうすればいい??

昔からあるから守ろう
ではダメなんだ
人はそんなに優しくない(なれない)

「紙」っていいね と語れる
という表現(文化)をつくりだす
創造と編集が必要だと思う

 

紙の本が生き残るには、
紙である魅力が表現(説明)できればいいと思う
いいね!となればいい
その気持ちが文化になり紙の価値となる

平日の夕方、委員をしている観光・経済系の会議があり登別市役所に向かった。僕の住んでいる
鷲別町からは車で30分くらいかかる。温泉エリアは車でも1時間弱くらい。自分が温泉のまちに住んでいる実感がない。

住んでみてわかる、実感とは大事なこと。実感とは気持。住み心地に通じる。僕の住んでいる鷲別町はベッドダウン。室蘭市と隣接。静かなところが気に入っている。JR駅がそばにあるのも札幌へのアクセス上大変助かっている。静かな無人駅だが、よく利用する札幌行きの特急が止まる。

話を戻そう。登別市役所に近くには「アーニス」という地元のショッピングモールがある。会議の前に少し時間があったので立ち寄ってみた。入ってすぐの催事スペースで古本を売っていた。なんと無人で本はすべて100円。お金を入れる箱がある。郊外の畑にある野菜の無人販売のようなノリである。

出店しているのは白老にある「サイブックス胆振」というお店。いろいろ買取もやってくれるようですよ。応援したい。ウェブサイトはhttp://saibooks-iburi.com/

無人であることを除けば、スーパーの催事スペースでの古本販売というのは珍しくはない。しかし上写真のとおり「むじぼん」というネーミング。サインポスターのデザインの完成度の高さから、思わず目について本を見てしまう。

気持ちのいい見せ方。それがあれば紙の本の魅力を感じるし、これは文化だと思う。「文化として感じてもらう」これがとっても大切。その工夫があった。その工夫も楽しいのだ。

デジタルデーターではなく「実体」のある紙の本。だから、現実世界で歩いていてふと「出会う」。こんな体験ができるのは紙の本の良さだと思う。僕たちは多分、ネットだけでは生きられないから。現実の体験が必要になる。

今まで紙の本が「紙」であったのは、表現というより「都合がいいから」「便利だから」というのが大きかったと思う。その実用性だけで十分でもあった。しかし、インターネットが登場してスマホやタブレットという「読める」ライバルが登場した。

それらは重くてかさばる紙の本より便利でどんどん使い勝手もよくなっている。おそらく、単縦に情報を得る、作品を読むという目的なら紙の優位性はほんとんどない。これからの本は「表現」に移行しない限り生きてはいけない。

本を構成する「紙」のメディアの部分がは文化・芸術にシフトしていくことである。そんな難しい話ではない。先に紹介したスーパーでの魅力的なサインの催事コーナーでの無人本販売。これも「紙」の特性を生かして文化として現実化した試みだと思う。

古書店は古い本をいかにキュレーションして、文化としてみせていくかというのが課題になると思う。また紙の本を新たに作るなら「紙」であることが、単なる実用性だけではない「存在感」が必要だと思う。紙の大きさ、厚さ、色合い、手触りというネットにはない実体感がある。これを生かしたい。こう考えると「紙」は文化やアートの形で生き残る模索をしていきたい。

ishikawa

Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
〜文化とアートとメディアについて考えて、書くのが好きです。
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NEWS 平成31年2月26日「登別市議会観光・経済委員会との意見交換会」

2019.03.03

 

 

 

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観光で訪れた
住宅街や団地を
見るのも好き
ジロジロは見ない

あやしくはしてない
眺めて、想像する 楽しみ
住宅にも歴史があり 文化がある
これも観光だと思う

「全市観光」とは
観光地を「失くす」試み
すべてが観光地なら 一番いい

まちをおもしろがる=まちの魅力
それをみつけ  整理して発表していく
それが「全市観光」の思想

私は登別の議会サポーターをしています。議員が作成する政策・提言案の報告を受けたり、意見をいう活動内容。観光・経済の分野を担当しています。2月26日に行われた会議について書いてみますね。内容は硬いですがやわらかく。

登別市の観光は今「全市観光」というのがテーマになっています。これは言葉のとおり、登別の全域を「観光地」として考えてPRしていく、ということです。住んでみ実感したのは温泉というは、登別のごく一部なんですよね。

登別には酪農や漁業もあり、それらの登別ブランド品もある。それらを認定する登別ブランド推進協議会という団体もあり、営業や販売の支援もおこなっています。登別発のご当地グルメ「登別閻魔やきそば」というのもありますよ。

「登別=温泉」はもう全国ブランド。だから、取り組むべき「全市観光」とは温泉「以外」の魅力をいかに伝えていくか、ということだと思う。そのことについて会議で発言、考えたことを書いていきたい。


1.温泉に「行かせない」駅づくり〜
登別駅リニューアル

観光客を温泉に行かせてはいけない。登別駅改装の計画があるようです。これまでの登別駅は「温泉」へのスムーズなアクセスが主要な目的だったかと思います。それ自体は今後もそうかと思いますが、全市観光という視点だとそれに加えて、

観光客が一休みできる場所、そして温泉以外の部分に興味を持ってもらえる場所であるべきだと思います。具体的には休めるカフェスペースと、登別の情報コーナー、物販コーナーの設置をして、行政と民間で運営する。

観光客はここで、温泉以外の魅力、登別ブランド品を見たり、買ったりできる。または、荷物を駅に預けて路線バスを使って登別市内を散策できる、わかりやすいガイドがあるといい。

そして、その後に温泉を楽しんでもらう。まず「温泉に行かせない」という仕組みがあってもいいと思うのです。

ほか、JR駅といえば室蘭市に隣接する「鷲別駅」から徒歩10分圏内の室蘭市日の出町にイオン・モールが建てられることが現実的になった。すると、鷲別は最寄駅として利用者数が増加が考えられます。そのための鷲別駅のリニューアルも必要だと思う。


2.登別の「人」に会える場所〜
登別には「道の駅」は実はない

ご存知ですか?なんと登別には「道の駅」はない。伊達にも室蘭市にもあります。伊達の道の駅は北海道の中でも成功していると評価がある。登別にはない、それは残念なことです。

「道の駅」というのは観光客が「まず行きたい」「ホッとできる」存在ではないでしょうか。そこで、登別の温泉以外の魅力を紹介できる場所になるいい。ただ、当然新しい施設を作るのお金がかかります。

多くの道の駅は赤字経営という現実もあるようです。その打開策として道の駅を市民も利用する複合施設の中のコンテンツとして用意するということ。

市民活動センターと道の駅との複合施設にすれば、市民と観光客が交流できるような施設にできるる。観光客が登別市民の展示等の発表も見ていく。

そこから「登別のおいしいお店がありますか?」「住み心地がどうですか?」といったリアルな交流が市民と観光客と生まれるようなことがあれば、僕はとても素敵なことだと思います。観光地で知り合いが生まれる、それは最大の観光効果ではないでしょうか。

そのためには単に道の駅と市民活動センターを併設するだけではダメで、そこで交流が生まれやすい仕組みをお金をかけない方法で考えるのが大事だと思う。例えば、道の駅と市民活動とのコラボレションが考えられる。

3. 室蘭の「撮りフェス」の真似をしよう
「のぼP」(のぼりべつPRフォトコンテスト)の企画書

室蘭では、3年ほど前から「撮りフェス」という室蘭市全域を対象にした撮影時間を限定して滞在型写真コンテスト「撮りフェス」を開催しています。私は初回から参加したリアルな感想としては確実に盛り上がっている。

そして、多様なお客さんが集まっていると感じます。スマホのカメラでも応募可という手軽さ、また「プレミアムスポット」という普段は入れない場所に撮りフェスの時だけ入れる、というプログラムがあるのも観光的魅力になっている。

登別が写真のコンテストをやる、となれば「撮りフェスの真似か!、オリジナリティないのか!という意見も出るかもしれません。別にいいではありませんか。他の「まち」がやらないことをやる、というのも大事ですがそれに固執する必要もないかと思います。

なんでも短所、長所はある。他がやってないこと、というのは「やってもしょうがないこと」というのが含まれる危険性がある。逆に他の「まち」が成功していることは、自分たちの「まち」でも成功する可能性も多いになる。

それにまちの写真コンテストは多くのまちがやっていることですし。もちろん「撮りフェス」の完全コピーはいくらなんでもダメだと思う。僕は少しアレンジして、登別の歴史性も入れられるような「のぼりべつPRフォトコンテスト」(のぼP)」という企画書を本会議で提出させていただきました。

「まち」には 魅力って「作る」というよりも、
あるものを「いかに魅せる」ということでは
ないでしょうか。

観光資源は身の回りにある

ishikawa

Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
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NEWS 2/25「2回目 トークイベント 『札幌クリエイティブ 過去・現在・未来』 会場ICC」

2019.02.21
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▲ICC http://www2.city.sapporo.jp/invest/office_introduction/02.phpより

今のクリエイティヴ
今のICCに行ってみよう

2月25日(月)18:30-20:00(18:00開場)
札幌市のクリエイティヴ支援施設「ICC」にて、
トークイベント  『札幌クリエイティブ 過去・現在・未来』の2回目が開催される。
https://www.icc-jp.com/mobile/news/f4fb1t0000002pfv.html

参加は無料(要申込)。何かをつくること、クリエティヴに興味ある方ならプロ、アマ問わず参加できる。興味があるなら、ぜひ行ってみてほしい。会場のICCは地下鉄 東札幌駅から歩いて7分程。現役クリエイターの生の声が聞ける貴重な機会だ。

僕はICCについては、知り合いがいたり、取材に使わせてもらったり、企画に参加させてもらったり、といろいろ思い出がある。それについて書いてみた。
http://numerodeux.net/?p=19406

前回につづいて、今回も本イベントを知って、感じたことを書いてみたい。

18年前 ICCはできた
静かな住宅街の中に
元の建物は研究機関
クリエティヴのゆりかご

「クリエイター」という
表現がデジタル、ネットの発達ともに
じわじわ とひろがっていった
コンテンツという言葉も出てくる

それは、ICCの成長と
リンクしていく
僕は体感した

ICCは今の場所に移転した
公共、商業空間の中にインストールされた
今のICCの場所は、札幌クリティヴの未来

18年前ICCができた時「クリエイター」という言葉が広く使われはじめた時期だと記憶している。なぜ、この時期だったのだろう?多分、その時期はインターネットが本格的に普及してきたタイミングと重なっていると思う。

インターネットやデジタル技術は「つくる」(クリエイト)ことを一気に加速させていった。それは、作品そのものから、作品を編集、紹介するメディアも同じだった。

さて、前回はICCでおこなわれるイベントについて、過去の視点で書いてみた。今回は2回目の本イベントのタイミングで今のクリエイティブについて考えて書いてみたい。

クリエイターという言葉が今では一般的になった。しかし、この言葉の意味するものはは突然出現した訳ではない。クリエイターの意味、簡単にいえば創造的に「つくる人」。平面、立体、映像、写真、プロ、アマは問わず、ずっと昔からいた。

ただ、それらは音楽家とか、映画監督、写真家、デザイナーなど職種やジャンルで語られることが一般的だった。それらが総称として「クリエイター」とよばれるようになった。それがインターネットの普及とリンクしているのは偶然ではない。

なぜなら、インターネットのウェブサイトとは、プログラミングであり、デザインであり、写真であり、文章であるからだ、そして、制作から発信(これが大事!)が個人で世界にむけて容易にできるようになった。

分業が当然と思われていたものが、ウェブサイトの出現で垣根が低くなった。それによって、偶然に(自分でいろいろやってしまった)、必然(いろいろ自分でやりたい)というマルチに制作する人も多くなっていった。

もちろん、分業制や専門性自体が否定された訳ではない。デジタルの発達、インターネットの整備によって、ゆるやかにマルチなクリエイトが可能になっていって、ジャンルにはみ出る人が増えていっため「クリエイター」という言葉が急速に広まったのではないか。

クリエイターは「コンテンツ」をつくる。そこを重点にICCにはいろいろな人が集まった。そこはICCのプロデューサーの久保俊哉のセンスが大きく貢献している。幅広いクリエイターがICCに集まってきた。それは必ずしもIT系という訳ではないところがよかった。

さて、現在のICCどうだろう?ICCの場所も変わった。以前の場所は、ごくごく住宅街の中にひっそりとある施設だった。もしかしたら、それらの住宅に住む人は赤いクロスのマークのある建物って何の建物何だろう、と思っていたかもしれない。

僕は夕方か夜行くことが多かったので、一般的な人の出入りも少なかった。だから、アンダーグランドというか、秘密基地のような印象だった。では今はどうか?

ぜひ、一度行ってみてほしい。移転後のICCは地下鉄東札幌駅を降りる。地上に出て直結してすぐあるスーパーは昔はダイエーであったが今はイオンだ。ここから歩いて徒歩7分程度。あらかじめ地図を見ておけば難しくはない。

南郷通を歩いて北海道銀行のあるところから道に入れば、もうそこは新しいICCへの道路だ。左手には、ラソラ札幌という今ふうの大型ショッピングモールがある。そこのとなりのICCがある。隣接しているといってもいい。

昔のICCのすぐ近くにはコンビニも無かったから、こんなモールがあれば入居者の人は便利だと思う。コメダ珈琲もむかいにあるしね。付け加えると、ICC別隣には市の運営する大型会議施設 札幌コンベンションセンターがある。

このエリアは、札幌コミュニケーションパークSORAと呼ばれ、公園・緑地ゾーン」、「公共ゾーン」、「商業・業務ゾーン」の3つのゾーンで構成している札幌の再開発地帯なのだ。その中に今のICCがあるのも大変興味深い。

ICCの今の場所は、まさにスマホが普及した今の時代の「クリエイティヴ」の日常化した今の時代にマッチしている。

ICCは、クリエイティヴな活動を行なっている、興味のある人には気軽に利用できる可能性のある施設だ。本格的にはシェアオフィスという形もあるし、気軽なら、コワーキングスペースをフリーに使う方法もある。

利用には手続きは必要なので、まずはICCのウェブサイトをよく読んでほしい。立地も一度行ってみると意外に行きやすい場所である。再開発地域なので立地自体も興味深いよ。

「札幌クリエイティブ 過去・現在・未来」
1回目[2/11(月・祝)]18:30-20:00(18:00開場)
ト-クゲスト:石田勝也、大黒淳一、こだまじゅんじろう 終了

2回目[2/25(月曜日)]18:30-20:00(18:00開場)
トークゲスト:島田英二、福田大年、前田麦

場所:ICC(白石区東札幌5条1丁目1-1)
対象:クリエイティヴに興味があればどなたでも
定員:各回30名(定員になり次第締切となります)
参加費:無料(事前申込必要)

詳細や申込方法は以下にあります。
「札幌クリエイティブ 過去・現在・未来」
【2回目:2月25日(月曜日)開催!】

https://www.icc-jp.com/mobile/news/f4fb1t0000002pfv.html

 

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