「カラー・パワー!色って不思議!!展」
会 期:2010年11月19日(金)〜2011年01月23日(日)
会 場:北海道立近代美術館(北1西17)
料 金:一般¥800/高大生¥400/小中生¥200
「どの色にしょうか」というのは普段の生活であまりにありふれた出来事。でも「色」には「歴史」があり、さまざまな「文化」が隠されており、そして高度な「技術」でもあるのだ。そんな「色」をテーマにした企画が開催された。この企画は本美術館学芸員によるオリジナルのものである。
「色」は芸術だけではなく、服、民芸品、おもちゃ等の工業製品、食べ物等あらゆるものに存在しており「色」について知り、考えることはざまざまな文化や表現の意味を考えることだと思う。
本展示では「色」について「暮らしの色」「花の色、空の色」「夢の色」「色の国」(ワークショップ作品)に分けて、身近にある色から、アーティストが取り組む色の表現まで展示がされている。ロビーには特別出品として、消防車「占風号」が展示(上写真)されている。消防車といえば赤!ですよね。展示の空間作りも魅力的で、身近で深い「色」というテーマでさまざまなジャンルの作品を楽しめるのは魅力的な企画だと思う。
以下、展示の様子を紹介していきます▼
▲ 展示の最初にある服の展示。コム・デ・ギャルソンなどのブランドが「黒」を基調としたことは画期的な点のひとつだった。また和服の展示もおこなわれている。
▲いろいろな展示の様子。全体の照明は暗めになっていて、作品にスポットで照明が当たり個々の作品の「色」について集中できるようになっている。平面、立体、インスタレーションふうの作品などバリエーションは多彩で飽きさせない。
▲本展示の作品の会場レイアウトは、暗めの空間作りの中で「色」の世界に迷い込んでいるようで歩いいても楽しい。写真は田中敬一のオリジナルの照明効果機を使った作品「Amibient colors 色光霞」。
▲ ダム・ダン・ライと札幌市立二条小学校4年生とのワークショップから生まれた作品「色の国」
Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)