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10.12.16 「札幌ビエンナーレキックオフパーティー」

2010.12.26

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「札幌ビエンナーレキックオフパーティー」
日 時:2010年12月16日(木)18:30~
会 場:札幌パークホテル(南10西3)
 

最近「ビエンナーレ」や「トリエンナーレ」という言葉を耳にしたことはないだろうか?これは、前者はイタリア語で「2年に一度」後者は「3年に一度」という意味。世界的には1990年代から活発になった国際美術展覧会を意味している。

国内でもさまざまな都市で開催されていて、例えば「横浜トリエンナーレ」は2001年より2年に一度開催。つまり、トリエンナーレ、ビエンナーレというのは美術展の開催のスパンを指している。こうした大規模な国際美術展の動きは「神戸ビエンナーレ」(2007)、瀬戸内国際芸術祭(2010)、あいちトリエンナーレ(2010)等、現代のアートを語る上で重要なキーワードとなっている。

 こうした国際美術展を札幌でも開催を実現する動きが今進行している。
 

札幌初の国際的な芸術祭「札幌ビエンナーレ」を2014年開催実現のために有志による「札幌ビエンナーレ・プレ企画実行委員会」が結成され、昨年度よりフォーラム等のさまざまな活動を行ってきた。そして、去る12月16日市内ホテルのホールにて「札幌ビエンナーレ」のコンセプトについての基本構想の発表が行われ、市内の多くの経済人やアーティストが集まった。

基調講演としては、美術評論家 吉田豪介氏「北海道の美術史 異端と正統のダイナミズム」をもとに、今までの北海道の美術活動についてレクチャーがあり次に札幌ビエンナーレ・プレ企画実行委員長大平具彦氏の全体計画案概要の説明、そして、同美術監督端聡氏から主催事業と、アートプロジェクト構想の説明が行われた。本イベントには、上田札幌市長や北海道経済連合会会長・北海道電力会長 近藤龍夫氏も出席し、札幌ビエンナーレの方向性に賛同の意を表明した。

「札幌ビエンナーレ」は札幌を中心にしつつ北海道全体を視野に産業にもつながる「都市体験型ビエンナーレ」を構想している。そのプレイベントが2011年4月に北海道立近代美術館、同年11月に札幌芸術の森美術館で予定されている。今後の動きについては追って紹介していきたい。

▼ 以下、会場の様子を紹介していく。

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▲ 大型プロジェクターを使った説明の様子。

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▲ 会場には、経済人とアーティストという珍しくも思える組み合わせが集まったが、これらの融合が本ビエンナーレのコンセプトにもなっている。

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企画実行委員長 大平具彦氏(左)と芸術監督端聡氏(右)

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▲ 上田市長による挨拶。

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▲パーティ後半ではダンスパフォーマンスのショーが行われ、会場を盛り上げた

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▲ 来場者に配布されたノベルティのポストカード。

Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)  


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