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● 学生によるデザインから見えるビジョン
第2回札幌市立大学デザイン学部卒業研究展
選抜展
2011年 2月22日(火)〜2月27日(日)
10:00 -19:00
ギャラリー大通美術館
(中央区大通西5丁目11大五ビル1F)
札幌芸術の森に隣に位置する札幌市立大学。同大学デザイン学部の卒業研究展示がおこなわれた。会場の大通のギャラリーでは選抜展という内容だ。選抜ということは、優秀作品のよりすぐりということだろう。本展示を見て感じたのは、ベタな表現だが「平成生まれ」のビジョンによる内容であるとのこと。「昭和」は激動の時代であった。それに比べれば平成はフラットで安定した時代だといえる。その中で育った彼らを何からデザインを生み出すのか?そのひとつの回答として、古典的な日本文化から、というのを感じられた展示であった。昭和では文化は海の向こうにあるもの、来るものであった。しかし、現在は自分の住む国にあったルーツから新たらしい文化、デザインを考えていように感じた。それはとてもロジカルで上品な表現であった。少々、キレイすぎるのではと思ったくらい。でも、それは選抜展だからかもしれない。社会人ではない、表現、時代に対するシンクロ、鏡。やはり、卒業制作はおもしろい。
http://diploma-design.scu.ac.jp/archive/2011/