NUMERO DEUX NEWS 09 / 2015.04.04 Interview With owtn.
現実世界における2次から3次の立体感。
アイドルとは、輝くものであり、同時に輝かせる存在だと想う。
「ポエムコア」という音楽ジャンルがある。2009年頃からSNSを中心に生まれたもので、自作の詩を音楽に合わせて朗読するスタイルのことである。今回紹介するowtn.(オワタン)もポエムコアの表現活動するひとり。彼女は宇宙初のポエムコア・アイドル。 東京のレーベル「POEMCORE TOKYO」のオーナーBOOLよりアルバム制作の話があり。munenoli yanoの曲によってアルバムCD「owticmode.」をリリース。それを記念したレコ発ライブを昨年、市内の北海道デザインのアンテナショップMUSEUM STOREにて開催。僕はそこで取材させていただいた。
それから約9ヶ月後、再び同じ場所にて彼女に取材した。今回は、MUSEUM STOREの2Fにあるクラークギャラリー+SHIFTにて初の「個展」が開催されることになったからだ。なぜ、個展なのか?どんな個展なのか?初日のオープニングイベント会場にてライブ開始、少し前の彼女に話を聞いてみた。 今回の個展をやるキッカケは昨年の10月ころ当ギャラリーから話があったという。当初は、詩人・ポエムコア等の活動の中で個展をやる、というイメージがつかなくて少し迷ったということだ。
しかし、それと別に進んでいた彼女のZINE(アート性の高い小冊子のこと)をつくるグループが個展の制作もすることになった。 そのグループとはteam owtic.。これはフォトフグラファーのminaco.がレコ発ライブで知り合ったowtn.をモデルとして撮影したいという話からはじまり。ただ撮るだけではなく、もっとカタチになるものにしようというコトになる。その結果ZINEをつくることなり、数名のクリエイターを加えたチームとなった。
そのZINEをつくるプロセスが今回の個展にリンクもしている。ZINEは2部構成。昼と夜、アイドルと普通の女の子の二面性を捉えた写真の多い内容。撮影のため3日ほどロケをおこなった。撮影については自分自身が可愛いものが好きなので、そういったイメージでおねがいしたということだ。自分の詩人としての表現とは違う面も感じて欲しいという想いがあるという。ZINEは会場にて受注販売をおこなっている。
また、写真展示のほかに映像やケータイ等を使った楽しめる展示もある。インターネットの活用を大事にしていきたいとも話す。 最後にひとことを聞いてみた。彼女は今回の個展がより多くの人に知ってもらう機会になればいいという。自分はあまり自身から動くダイプではなくて、声をかけてくれる企画があれば参加させてもらっている。そういったことから出会いが生まれ、今回の企画のように力を貸してくれる方々がいることにとても感謝しているという。個展は、はじめてowtn.の世界を見る人にも楽しめる内容になってると思う。ちょっとでも興味があれば来てくれると嬉しい、とのことだ。
クロージングイベントも4/29(火)19時より開催(¥500/ワンドリンク付き)。owtn.ファンまたは今後ファンになるかもしれないなら、ぜひ会いに行ってみてはどうだろうか。
Text & photo by 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
「owtn.初個展「owt(e)n.」(おわ展)」 2015年04月4日 ー2015年04月30日 会場:クラークギャラリー+SHIFT 住所:札幌市中央区南3条東2丁目6 MUSEUM 2階 時間:11:00~19:00 定休日:月曜日・第3火曜日 TEL:011-596-7752 http://www.clarkgallery.jp 最新情報はこちらから https://twitter.com/owten_info