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SAPPORO GUIDE+ No.002 「大通公園」

2015.12.13

大通公園
photo by Alpha2008

SAPPORO GUIDE+  No.002
札幌を<初めて楽しく>アートに歩くガイド。

 No.002 「大通公園」 



みなさん、こんにちは。この連載では一次ターゲットとしては札幌にお住まいでは無い方でそして、アートやデザインやカフェ等が好きで、なにもないように思える住宅街を歩くのも苦ではなく、有名スポットではなくても、この「まち」(=札幌)にあるものに興味を持ってくれる人にむけて書いています。有名でなくても、僕が個人的におもしろいものも取り上げていきたい。ただ、それだけでは札幌のガイドにならないので、普通に知られているスポットも僕自身の視点で説明できればいいな、と思っています。さて、今回は有名観光スポットを僕なりの視点で書いていこうと思います。札幌の中心にある大通公園です。

札幌という都市を紹介する中で、この公園をはずす訳にはいかない。といっても、この公園は自分にとって凄く好きかというと、そこはよくわからない。良い意味で空気のような存在かもしれない。意識は普段あまりしないけど無いと困る。これから札幌という都市をガイドをしていく中で、この中心にある大公園をわかっていてもらえると、まだ来たことのない方にも札幌というまちがわかりやすいと思う。そう考えると重要な場所。この公園の概要と、この公園を軸に東・西・南・北の方向で語ってみます(上の写真の左が南・右が北・前が西・後ろが東となります)。

まず概要。大通公園は札幌中心部の東西に広がる約1.5km。幅約65mの細長い公園です。東西の長さは地下鉄1区間(大通駅→西11丁目駅)分あります。公園内にはベンチや噴水、オブジェがあります。都市中心部にあって気軽に休める場所なので観光客もいますし、学生や勤め人、ファミリーの方々もベンチや芝生で休んだりしているのは、よくみかける光景。同時にいろいろなイベントの会場にもなっています。先にいう観光的なこの公園の最大ポイントはさっぽろ雪まつりのメイン会場です!ということかな。あと、8丁目と9丁目の間にはイサムノグチによる滑り台ブラックマントラがある。

大通公園の東端にはさっぽろテレビ塔があります。ここは上にあがって展望できます。東端以降には、歩いていける範囲でショッピングモールであるサッポロファクトリー。この施設は、サッポロビールの工場の跡地に建築されたものであり、少しだけ、その雰囲気は残されているしサッポロビールの歴史がわかる展示施設もあります。観光的な要素は少なめですが、サッポロビールのビヤホールがあり、ジンギスカンと楽しむことはできます。この施設は1993年に建てられ、建築家の竹山実がデザイン監修をしており、特長的なモダンデザインの建築物となっています。その意匠は外部にも内部にも感じられます。

大通公園の西端にはいづれ紹介しますが、おすすめのスポット札幌市資料館があります。西端以降にしばらく行くと円山エリアと呼ばれる地域があります。このエリアに行くには西端からも30分くらいは歩く感じなので、西端付近にある地下鉄西11丁目に乗って2駅目の円山公園駅まで乗ってもいいかもしれません。円山公園駅周辺は静かな住宅街の中に洒落たカフェやレストランが散在するエリアです。パチンコ店をみかけないのも特徴的。そして、北海道神宮とつながって円山公園があり自然を散策できます。公園内になる円山は登山も可能で、標高225 mほどなので気軽に登山を楽しみ頂上から札幌の風景を楽しむこともできます。

この公園を境に南側には、三越、パルコ等の買い物街、さらに南に行くと北最大の繁華街、ススキのがある。そしてさらに南には、中島公園があってこの公園内には北海道立文学館、そして国内でも有数のコンサートホール、札幌コンサートホテル「キタラ」があります。ここまで地下鉄でもいけますし、歩くのが好きなら歩きでもいけます。

では、次は逆に北側のビル群は、銀行やオフィスビルがメインになっています。その中にひっそりとさっぽろ時計台もあります。そこを抜けると、JR札幌駅があり、その周辺にはヨドバシ、ビックカメラ、西武ロフトがあったりします。札幌駅のあたりに行くと観光スポットである赤レンガの旧北海道庁も近いです。さらに、北に行くと北海道大学があり、この構内も観光スポットであります。ここまで地下鉄でもいけますし、歩くのが好きなら歩きでもいけます。

いかがでしょうか?長くなりましたが、やはり大通公園は札幌を語るに大切場所ですね。ここから札幌というまちが広がっているのかもしれません。参考になれば幸いです。

 Text by メディア・プランナー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)


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