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NEWS No.16079-7 「MACHINAKA ART-X_edition vol.23 『北海道アール・ブリュット展』」

2016.12.30

c吉田幸敏
NUMERO DEUX NEWS 16079-7アートなニュース


ハンディキャップと
キュレーション

僕はわりと日常的にギャラリーに行ってみたり、アートのニュースを目にする。すると障がいのある人のアートというのは目にする機会もある。僕の体験からだとそれは、昔からある歴史あるものだと思う。考えてみると、著名なアーティストでもなんらかのハンディをもっている人もいる。それはご存知のとおり。

そういった体験の中で僕が障がい者とアートについて考えるのは…結局は作品がすべて、ということ。障がい者の作った作品だから…という配慮を持った視点で見るのは逆に失礼だと思っている。だから、基本的に「障がい者」というキーワードで、特に反応することもない。それに、先に書いたとおり、世の中にはそういったことを表に出さないアーティストもいる訳だから、そこを評価基準にしてもしょうがない。

僕が障がい者とアートについて気になっている点はひとつ。作品そのものより、会場とか展示の仕方とかキュレーションについて興味がある。具体的にいえば、作品の展示のレイアウトや広報の仕方が、もう少し工夫できなかったのかな…と思うことが多い。出品する以上、彼らはアーティストなのだ。彼らにふさわしい作品配置をするのが、キュレーションする側の義務だろう。作品の選定についてもそうだ。

北海道アールブリュットネットワーク協議会とは障がいを持つ人々の創作活動をサポートする団体。メンバーは、アート活動に実績のある障がい福祉事業所、全道規模の障がい福祉協会、権利擁護を考える弁護士/芸術専門家としての学芸員・大学教員など。本展示はクラークギャラリー+SHIFTのキュレーション協力によって、ホテルというスタイリッシュな空間の中での展示がおこなわれる。

本協議会のような役割は大切だ。アートの未来の一部がつくられる。本企画のような「機会」がもっと増えればいいと思う。そして多くの人に本展示を見てもらいたい。

ishikawa
Text by
アート・メディアライター  石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

MACHINAKA ART-X_edition vol.23
「北海道アール・ブリュット展」
会期:2017年1月14日(土)〜3月31日(金)
出展予定作家:上杉克也、蝦子陽太、田湯加那子、鉄地河原勝彦、松島ひろみ、三浦明菜、吉田幸敏
特別招待作家:林田嶺一
会場:クロスホテル札幌 ロビー・ミートラウンジ(北2西2)
主催:クロスホテル札幌
キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT
協力:北海道アール・ブリュット・ネットワーク協議会、まちなかアート


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