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NEWS No.17053「日本製鋼所創立110周年展」

2017.11.25

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製鋼所にある「美術」
それは歴史の証明である。

室蘭市にある日本製鋼所室蘭製作所。この地の代表的な製鋼所であり、世界的なハイレベルな製品を作り出す場所である。その歴史は古く100年以上。その成り立ちは、英国資本との共同出資に設立された会社。近代日本の重要な役割をはたしてきた。

そのため、その歴史の中では皇族等高名な人物が訪れていている。製鋼所内には「瑞泉閣」という接待・宿泊所がある。和洋折衷の雰囲気のある建物であり、僕も見学をしたことがある。室内にはさまざまな、美術品や製鋼所を訪れた政治家、例えば伊藤博文の「書」なども展示されていた。それらはとても印象に残っている。

大きな企業が美術品のコレクションを持っているのは珍しくはない。ただ、それが一般に公開される機会は少ない。その貴重なコレクションが、現在無料で一般公開されている。洋画、彫刻、掛軸、書等、さまざまなジャンルの興味深く、歴史を感じさせる展示である。

日本製鋼所創立110周年記念 所蔵作品展
日 時:2017年11月21日(火) ~ 26日(日)
会 場:室蘭市民美術館(室蘭市幸町6)


ishikawa
Text by
アート・メディア/ナビゲーター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

 

 

 


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