24時間に捕らえられた
室蘭のランドスケープ
アリバイより事実が欲しい
写真の発明は 時間を切り取ることを可能にしたこと
時間を「証拠」にできる
私たちは最近はスマホのカメラで証拠を作る - アリバイの成立
でも、それだけだと記録で終わる。
やり方によって記録は「作品」になる
「撮りフェスin室蘭」は2016年からスタートとした写真コンテスト。参加者は決められた24時間以内に室蘭の魅力を感じる風景を撮影して、ひとり3点まで提出できる。撮影時間に制限があるのが特徴。天気は祈るしかないし、お店などはお休みかもしれない。
与えられた同じ24時間。それをどう使うのか?ここにあるのは、アリバイとして写真ではなく作品としての写真。今年は7月7日(土)~8日(日)にかけて開催。全国から402人が参加し1,000点を超える作品が応募された。その展示が開催されている。ここにある「作品」は2つの楽しみ方がある。まずは、撮影した人がとらえた「室蘭の魅力」を感じてみること。そして、それを撮影した時の状況のドラマを想像してみること。402人の24時間の過ごし方がここにはある。
作品を見ていると、写真そのものの魅力だけではなく、その24時間に撮った人のドラマを感じるのも楽しい。
Text by
メディアリサーチャー石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
「撮りフェスin室蘭2018写真展」
会期 : 平成30年7月14日(土)~8月15日(水) 午前8時~午後7時
会場:室蘭観光協会(室蘭市海岸町1-5-1 旧室蘭駅舎)
「撮りフェス」ウェブサイト
http://tori-fes.com/