現在美術まで歩く
どうでもいいことを考えながら、歩く
それがどうでもよくないコトになればいいと思う
みえるのは白いフラットな世界
地下鉄幌平橋から歩いて6分程度の現代美術ギャラリーCAI03。
中島公園を少し抜けたとこにあるので、天気が良ければすすきのから歩くのも悪くない。古いアパートメントになかにインストールされたこのギャラリー。社会とのつながりを避けれない現代美術にはふさわしいと感じる。
現在開催中の「RIMOKON」は、本ギャラリーをフルに使った、複数アーティストによる企画展示である。札幌の作家と海外の作家で構成されている。
なんかひさびさに、すごくピュア(でファインな!)な美術を体験した気がする。表現方法は平面から、立体、映像と多彩であるが、非常に強度な意思をもつアートが地下にひろがっていた。
ここは現代美術の「学校」のような気がした。
ならぶ教室。僕はその間をウロウロするぼんやり生徒。楽しい。
今、美術鑑賞は自宅でスマホの中で無料で世界中の作品を鑑賞できる。このメリットを批判はしくい。
でも、やはりギャラリーまで歩き、作品をを目の前にするというフィジカルなアート体験は価値がある。それがきちんと言語化できるまで、僕はアートは作品のそばに、ぼんやり歩くのが楽しいと思うのだ。
”RIMOKON@CAI03”
2023年2月25日(土) – 3月25日(土)(月・火)13:00 – 19:00
CAI03 (南14条西6)
昨年9/16~10/7にミュンヘンの2つの会場で開催された。「RIMOKON」本展は、RIMOKONで発表された作品の一部を紹介する報告展
ARTISTS
今村育子|風間天心 + 仲島芳|斉藤幹男 + シュテファニー・ミュラー + クラウス・エリカ・ディート|高橋喜代史 + J ヨハネス・エヴァース|田口虹太|鷲尾幸輝
Text by 石 川 伸 一
https://html.co.jp/numeroo