SAPPORO CREATIVE EVENT Report.
「好きです。さっぽろ(個人的に。)」井戸端会議 on 市電 〜市電に乗ってこれからの景観の話をしよう。〜
開催日:2013年6月30日(日)
開催場所:市電とさっぽろ大通コワーキングスペース ドリノキ (南1西4)
開催内容:札幌の景観等についてのワークシヨップ(体験型講座)
ゲスト:若菜 彩人(クリエイティブコーディネイター)/ 石川 伸一(フリーペーパーマグネット編集長)/加賀城 匡貴(パフォーマー)
主 催:好きです。さっぽろ(個人的に。)・札幌市
■ 市電に乗り込むワークショップ。テーマは「札幌の景観」。
誰にでも好きな場所があると思う。
通勤・通学・買物・散歩で見かける好きな光景…
札幌の身近な魅力の発見を通して、私たちが暮らすまちを知り、愛着を深めていくイベントが開催された。これからの札幌の景観やまちの資源について話し合うという、やや固いテーマ。それを参加者が市電に乗りながら、3人のゲストによって気軽で遊び感覚あるワークショップ(体験型講座)の形でおこなわれた。ゲストのひとりが、本サイトのフリーペーパーマグネットの編集長 石川伸一である。
日曜の午後2時。大通のコワーキングスペース「ドリノキ」に20人あまりの参加者が集合。そして、全員で4丁目プラザ前の電停に停車している特別貸切の市電に乗り込んだ。市電が走り始め、主催者の概要説明が終わると早速ワークショップが始まった。以下、写真を中心に紹介する。
▲ 若菜 彩人(クリエイティブコーディネイター)のセッション。参加者全員に「好き」「微妙」と書かれたカードが配布された。景観についてのトークの中で意見があればカードを出して気軽に意見を交換できる内容となっていた。
▲加賀城 匡貴(パフォーマー)のセッション。参加者全員に画用紙とマジックが配布され、彼の「お題」にもとづいて、参加者はいくつかのグループに別れて、解答を発表していく。写真は、最初のお題「札幌の碁盤の目の区画を変えてみるアイディア」。
▲途中休憩。市電の格納庫に立ち寄る。参加者は普段立ち入ることのできないエリアで、記念撮影を楽しんでいた。
▲石川伸一(フリーペーパーマグネット)のセッション。市電を降りて、ドリノキでおこなわれた。まず、フリーペーパーというメディア作りのポイントのレクチャーの後、それぞれのテーブルで、メディア作りについてのワールドカフェ方式のワークショップが実施された。
▲ 参加者に配布されたノベルティ。都市計画のついての「まち本」(札幌市発行)と、新型市電を記念したクリアファイルとピンバッジ
「好きです。札幌(個人的に。)」とは?
「好きです。さっぽろ(個人的に。)」。札幌の風景や思い出等、ひとりひとりの「個人的に好き」を集めて札幌らしさを作っていこう、という有志の集まり。2012年よりFACE BOOKに専用ページが開設された。そこには、さまざまなユニークな「個人的に好き」な札幌の写真と文章が適宜投稿され、コメントを通してコミュニケーションがおこなわれている。
今年の1月には、地下歩行空間にて、札幌市と主催によるイベント、「好きです、さっぽろ(個人的に。)」展&都市景観賞(1983-2009)展とトークイベントが開催された。
Text & Photo by 石川 伸一(NUEMRO DEUX / MAGNET)