「CULTIVATE SEMINAR05 坪井浩尚 と NOSIGNER の対談 いいデザインってなんだろう」
日 時:2008年11月9日(日)14:00-17:00
会 場:ユビキタス協創広場 u-cala(中央区大通東3-1)
「CULTIVATE SEMINAR」とはクリエイター紹介サイト「mosslinkage」等も運営している市内のウェブ制作会社インプロバイドが企画する2ヶ月に1度、最前線で活躍するクリエイターを招いたセミナー。
今回はプロダクトデザイナーの坪井浩尚さん・NOSIGNERさんが出演。デザインについてのトークが開催された。
坪井浩尚は、プロダクトデザイナーであるが出身は建築学科で、学生の頃からいろいろなことに興味があり、ミュージシャンのライブセットの空間作りの仕事をしていたという。
「自分を知るには、他人を知らなければならない」というところがデザインへの興味のルーツにひとつになっているという。また、父がお坊さんであったことから、大学卒業後、厳しい修業を行なったというユニークな経験を持つ。その後、会社に就職したが、そこで働きながら作った作品がロンドンのエキビションで高い評価を受けて自分の会社「100%」を設立。現在に到る。
作品例、電球の形をした照明器具。誰もが見慣れた電球が、照明器具になっていることがユニーク。「電球による電球。」 坪井浩尚氏デザイン(照明/ライト/100%)
あえて、本名を出さずに作品を発表するNOSIGNER。坪井浩尚と同世代で、建築学科という偶然にも似た経歴を持つ。
形のないもの、目に見えないものを作りたいという。大学在学中よりクライアントを探し、デザイン等の仕事もしてきた。大切なことは自主性であり、なにかを得たければ自分から取りに行くのが重要だと語った。
写真の作品例は、タマゴの空を使った照明器具。自然のフォルムの美しさ、再利用のムダの無さ、土に帰るモノであることに魅かれ興味があるという。