北海道デザイン協議会 2009年度第1回セミナー
「ON! 北海道ブランドの可能性」
期 日:2009年8月21日(金)18:00-
会 場:STV北2条ビルBF1(北2西2)
北海道デザイン協議会とはデザイン活動の向上と活性化、理解と定着を目指す活動を行っている団体。会員制でデザイン関係者より構成されている。
今回、市内にてセミナーが開催された。テーマは「ON! 北海道ブランドの可能性」。講師として、店舗等の照明設計をがける中屋惠美氏を迎え2部構成で開催された。
第1部では、有限会社イリス代表の中屋惠美が登場。事業内容についてプロジェクターを使い事例写真を交えながら説明していった。同社はオリジナリティの高い照明器具を受注、店舗・学校・病院等に納品している。こういった業種では道内では唯一といえる存在とのこと。素材にはガラス、樹脂、金属、陶器などのさまざまなもの使用している。これら素材を道内の工場や工芸作家と実験を繰り返しながら独創的な照明制作を行っている。
▲有限会社イリス代表の中屋惠美
▲ ATMコーナーに設置された照明。無人スペースでも「お客さんを迎えるという気持ち表わしたい」という依頼を受けてデザインしたという。
▲最近は受注のほか、量産品の制作を行っている。カタログ販売に掲載したところ、予想以上の反響があったとのこと。
第2部では、トークセッション「わたしたち、こうしてデザインやってます」というテーマで、平塚智恵美(叶多プランニング・写真左端)をコーディネーターに、1部の講師中屋惠美と、伊藤千織(プロダクトデザイナー・伊藤千織デザイン事務所・写真右2番目)、中森明子 氏(フラワーデザイナー・デルガーデン・コニファー・写真右3)の3人の女性デザイナーによるトークセッションが行われた。
▲上記3人のデザイナーが共同でデザインを行った医療施設 札幌がんフォレスト。「癒し」というコンセプトに基づいて施設内がデザインされている。