■ 箱と庭の中の光景。
「西区文化フェスタ2010」
会 期:2010年2月1日~2月28日
会 場:ターミナルプラザことにパトス(地下鉄琴似駅構内)
「西区文化フェスタ」とは「西区を文化のある街にしよう」という想いから、区と有志の文化委員が集まり、毎年2月の一ヶ月間、地下鉄琴似駅内にある多目的ホール「パトス」を使って行われる。内容は軽音楽・クラシック・演劇・伝統芸能・展示とジャンルは多彩。今年で17回目をむかえる。
当初は、わりと対象年齢の高めの内容だったが、近年は若者の委員会による若者むけ企画もおこなわれ、インディーズ・バンドのライブ等も開催されている。今回、若者企画実行委員会による2月22日のプログラム「文化作品展/箱と庭 ハコトニワ」にお邪魔してみた。会場の様子をピックアップして紹介していこう▼
▲会場ホールでは、堀ゆたかピアノコンサートが行われていた。市内で活躍するピアノ、キーボード奏者である。演奏はhttp://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=1004338571 で試聴することができる。
▲ 2009年より市内でさまざなアート系展示での作品出品にて活躍するフォトグラファーのユニットHAKONIWA(@yumi(アユミ)/クスミエリカ/ tsuguAugust11(ツグオーガスト11)/安藤ひろみ/佐藤さゆり)による当日限りのホールでの写真展示。
▲ 会場に入って左側のホール外廊下に展示されているHAKONIWAによる作品展示のひとつ。写真をベースにしつつも、立体的な展示と演出によってインスタレーションのようである。同様のものが壁面にそって数点あるでの、その前を通りながら観ていくと不思議な感覚になる。
▲HAKONIWAのクスミエリカの作品。本フェスタの写真展示ではあえてテーマを設定ぜず「個人としての持ち味」を出してもらう作品展示にしたとのこと。ホール外の廊下、ロビーを使用した写真作品の展示は会期中いつでも開催され無料で観ることができるで、気軽に足を運はこんで欲しい。
▲ ホール内では、高橋早苗、時田蘭による手芸作品の展示も行われ、オリジナルルのウェアや小物などが展示されていた。
札幌で「区」が主体となって、こういった1ヶ月にわたる「フェスタ」のスタイルでアートな企画が10年以上続いているのは素晴らしい。今後の活動にも期待していきたい。
★本フェスタのスケジュールについては、
http://blog.livedoor.jp/concari/archives/51423243.html
でチェックすることができる。
Photograph & Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)