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SAPPORO GUIDE+ No.006 「JR札幌駅に何がある?」

2016.03.15

JR札幌駅
SAPPORO GUIDE+  No.006
札幌を<初めて楽しく>アートに歩くガイド。

 No.006「JR札幌駅に何がある?」



さて、札幌のまちに、はじめて旅行等で訪れて、文化的に楽しく歩くガイドの6回目です。前回はラーメンというテーマで書いてみました(SAPPORO GUIDE+ No.005 「札幌のラーメンと僕」)。そして、今回こそは具体的な「場所」を紹介したいと思います。旅行でもっとも馴染みのある駅、「札幌駅」についてガイドしていこうかと思います。最初に頭に浮かぶのは札幌駅は、この地に住む人にとっては買い物等で大切な場所。そこに観光客むけのポイントを考えないといけない、ということ。

「JR札幌駅」は北海道最大の駅ではあります。ただ、札幌は私鉄がある訳ではないのでホーム等のアクセスの構造はシンプルでわかりやすい。迷うことはないでしょう。市営の地下鉄駅「さっぽろ」とも構内でつながってはいます。単なる駅だけではなく、さまざまなアパレル等の小売店や飲食店等のテナント、デパート、大型家電店が隣接しています。そのため、週末になると駅利用者だけではなくて、市内外から車や地下鉄で人が集まります。地元の人間は、ふつうの食料品等は市内にいくつかあるイオン等のスーパーを使いつつ、ブランド品や電化製品等のちよっと特別な「お買物」を楽しむのが、「JR札幌駅」だと思う。こうした特別な「お買物」エリアはもうひとつある。それは地下鉄「大通駅」周辺。そこには三越、パルコ等のデパート、テナントビルいろいろあります。ただ、大型家電店があるのはJR札幌駅前だけの特徴です。具体的には札幌駅構内から、国内のアパレルブランドのあるテナント、ビックカメラ、ロフト、無印、大丸デパート等にアクセスできます。

「JR札幌駅」と「地下鉄大通駅」。この札幌の2大特別な「お買物」スポットですが、純粋に一般的なお店がいろいろある、という点では僕は「JR札幌駅」方面が強い感じがします。特に家電はヨドバシ、ビック等「JR札幌駅」に集まっているので有利。「JR札幌駅」には「ロフト」がある。ただ「地下鉄大通駅」付近には「東急ハンズ」があるのが絶妙なパワーバランス?を感じさせます。

「JR札幌駅」の紹介にもどります。さて、以上の「お買物」の話は、あくまで地元の人間の視点でして、観光に来た方々がロフトやビックカメラに来てもあまり興味がないところだと思います。では、札幌駅に観光的な部分で見るべきポイントがあるか考えましょう。まず、観光といえば見晴らしのいい所というところで駅内にある「JRタワー展望室」はいかがでしょう。38階の高さから札幌を360度見晴らすことができます。入場料は大人720円。23時までやっているので夜景もオッケー。カフェもあり、月に1〜2回程度コンサート等もおこなっていますよ。あと、男性用トイレは用を足しながら展望が楽しめるようになっています。

あと、文化的なガイドとして、JRタワーの展望室の入口には札幌スタイルショップというお店があります。これは札幌スタイルという、札幌発の魅力あるアイテムを販売しているお店です。認定された雑貨やアーティスト作品があります。これは「札幌のクリエイティヴ」を知るうえで、なかなか興味深いお店ですよ。ありきたりではない、おみやげがみつかるかもしれません。

食べ物でしたら、駅とつながっている札幌エスタという商業ビルの10階にある「札幌ら〜めん共和国」ですかね。ネーミングでわかるとおり、いろいろなラーメンが食べられるフードパークです。道内の有名店が8店舗ほど出店しています。最近は道外のお店も出店しているようです。ここがラーメンを食べる場所としてはベストとは僕は言い切れない。でも、観光客がストレスなく行きやすいという点では、いい場所だと思う。千歳空港から、札幌駅まで快速列車で来た時に、とりあえず札幌を味わう、という点ではいいかもしれません。ほか、札幌駅には飲食店はたくさんあるし、おいしいお店も多いですが札幌(北海道)の味という点だと「回転寿司 根室花まる JRタワーステラプレイス店 」でしょうね。ただ、常時列のできているお店なんで、時間の余裕のある時がいいかもしれません。逆にいうといつも行列なんで、あきらめないでくださいね。

あと、札幌駅内に北海道さっぽろ「食と観光」情報館という場所がありまして、ここでは北海道内のさまざまな情報やアイテムが購入できるコーナーです。サイトを観て興味があればご参考にどうぞ。駅って、やはり旅行している気分になれる大事な場所ですね。

Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (
NUMERO DEUX)

 

 


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