「舞踏」(Butoh)とは、日本の伝統性と前衛芸術がミックスされたダンス・パフォーマンス。僕は見るたびに日本独自のオリジナリティを感じさせてくれて、興味深い。そして、進化している現代の芸術だと思っている。
その舞踏をテーマにしたイベント『札幌国際舞踏フェスティバル 2017』が開催されている。札幌市の複数の会場にて写真展、オープニングイベント舞踏Bar、ワークショップ、シンポジウム、公演を展開中だ。シンポジウムでは「GLOBALとLOCAL」をテーマに、世界に広がる「舞踏」(Butoh)と地方都市に根付いた舞踏から「新時代の舞踏」を模索する。本イベントは、海外への日本文化の普及と、日本国内における舞踊の価値の再評価を目的にするものである。
本イベントは公演だけではなく、写真展や、シンポジウム、ワークショップもある。そのため舞踏ファン、舞踏パフォーマーを目指す人、舞踏に興味のある人にも魅力のある内容になっている。さまざまな「舞踏」について体験できる貴重な機会だと思う。少しでも興味があれば見に行ってほしい。
Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
【札幌国際舞踏フェスティバル 2017イベント情報】
2月5日(日)
札幌国際舞踏フェスティバル・オープニングイベント「舞踏Bar」
会場:cafe&bar Radio&Records & CONTE-SAPPORO Dance Center(西区)
時間:OPEN 18:00 START 18:30
料金:1,500円 1drink付き
1月31日(日)~2月12日(日)
舞踏写真展「GLOBALとLOCAL 世界に広がるButohと地域に根付く舞踏展」
会期1 1月31日~2月5日
会場:札幌市資料館(中央区)
会期2 2月5日~2月12日
会場:Rhum & cigar bar 葉柳
2月8日(水)~9日(木)
舞踏ワークショップ(英語)講師:SU-EN
会場:CONTE-SAPPORO Dance Center(西区)
2月8日 14:00~17:00 料金:1,500円
舞踏ワークショップ(日本語)講師:雪雄子
会場:CONTE-SAPPORO Dance Center(西区)
2月9日 19:00~22:00 料金:1,500円
2月10日(金)
舞踏シンポジウム「GLOBALとLOCAL 世界に広がるButohと地域に根付く舞踏」
開場19:00 開始19:30 会場:レンガの館(西区・FM
料金:前売り1,000円 当日1,500円
パネリスト:森下隆(土方巽アーカイヴ)、土方巽記念秋田舞踏会、SU-EN(スウェーデン)、田仲ハル(北海道)、田中誠司(奈良)ほか 通訳:Nonoko Yoshida
2月11日(土)~12日(日)
【メイン演目】舞踏公演
会場:コンカリーニョ(西区八軒1条西1−2)
料金:各回ともに前売り3,000円 当日3,500円 学生2,000円 学生当日2,500円
一日通し券5,500円 二日通し券9,500円
時間:両日ともに 昼の回 開場12:30 開演13:00 夜の回 開場18:00 開演18:30
出演予定:11日昼公演 1、SU-EN(スウェーデン) 2、藤條虫丸(屋久島)