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NEWS No.17010-3「高梨美幸 個展」

2017.02.08

高梨美幸

人生とは隠れていることを探す…ことではないか。人生とは「つくる」のではなく「探し当てる」ことではないか。そこわからず、人生を良い方向に進めたいと思う時。僕はやみくもに「つくる」ことに必死になる。材料を探し、なにかを組み立てようとする。または、そのために教えを乞う…でも、実はもっとまわりを見て、探す。それによって容易に人生は開けることもある。結果的にその場合が多い気がする。人生の答は実は身近にあるのだ。まわりが見えていないだけで。

もちろん「つくる」ことも人生には必要だ。「探し当て」ながら、つくっていこう。つまり、それは「受信」と「発信」ということなんだろう。

高梨美幸は札幌在住の画家。個展は今回で2回目。油彩を中心に22点が展示されていた。僕は本展示で、人生を彩るひとつを「探し当てた」気がする。作品は幻想的な第一印象があるが、2度3度と作品をみていると強い現実感を感じてくる。幻ではないのだ。ここにあるのは。描かれている女性、そしてその背景には、リアルな意思が感じられた。つまり、ここにあるのは箱庭的な幻想ではなく、作家の人生観から生み出された地に着いた表現だと僕は感じた。静かな情熱が感じられ、見る者の気持ちの充足感が高い。次回の展示にも期待したい。

ishikawa

Text by
アート・メディアライター  石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

「高梨美幸 個展」
会期:2017年1月31日(火)~2月5日(日) A室 10:30-06:30
会場:さいとうギャラリー(南1西3)

 

 


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