REVIEW

映画「インサイド・ディープスロート」

2006.02.18

「マリオン」で観る。とってもひさびさに行った気がする。階段を下がり、地下の受付でお金を支払う。さらに地下のスクリーンにむかう。「ディープスロート」とは、アメリカで70年代、インディペンデントで作られた、全米で大ヒット・逮捕、裁判を含む大反響をもたらしたハードコア・ポルノ作品。その作品の現在の関係者のインタビューを中心としたドキュメント。僕はこういった製作者サイドの話というのは好き。今だから、話せるということもあるのだろう。
本作のポルノ表現というのは、現在のものに比べれば、「何で国中が大騒ぎになるの」というレベルのものである。表現のダブーがまだまだ多かった時代の話だ。僕はタブーが少ないことが、良いことか、悪いことかは、判断できない。事案にもよるだろう。でも、当時の人々は、「ディープスロート」を最高にエキサイトして観たのだろう。そこにはタブーに触れた、凄い快感があったと思う。それを現在に生きる僕は感じることは難しいだろう。当時の熱狂が羨ましく思う。帰りに「ザジ」でココアを飲みながら、いくつかメモを作る。メモが出来た時点で、「ハンターズライス」を追加オーダーしようかと思ったけど、もっと食べたかったのでやめた。店を出て「香州」で食事。そして帰宅する。


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