帰宅すると、なにか食べてサッサと寝たかった。手元の未済箱に入っていたチラシみつけて、宅配ピザで夕食を頼むことにした。何度頼んでも宅配ピザ頼むの楽しみです(笑)。
ソーセージとチーズのピザを食べながら、スカパーを見てみるとジェーン・カンピオンの作品がやっていた。この監督「カンピオン節」というべき、撮り方の個性があって好きだ。具体的には、「女性にしか撮れない、女性を撮れる」監督だと思っている。男性の監督が難しいそうな、ウェットな部分が撮れるのだ。僕の勝手な想像なんだけど、男には一生理解不能なんだけど、女性の誰もが持っているある種の感性を、シーン全体に滲み出すことができるように感じる。
主人公がメグ・ライアンという、この監督に一番合わないそうな女優が実に魅力的に曖昧な役を演じている。「曖昧」さを、しっかりと表現するのは難しい。女性の体臭のする作品というべきだろうか。