最近、編集長が変わった暮しの手帖。といっても、僕がいつも読むのは花森安治が編集長の時代のものである。別に、現在の暮しの手帖が嫌いという訳でもなく、自分は雑誌を作っているので影響を受けそうな今の雑誌は読まないことにしているのである。
今の雑誌を読んで、今の雑誌を作るのはよくないかなぁ、とポリシーとまではいかないけどなんとなく、思っているのである。古い暮しの手帖(1〜100号)は、ぽつぽつ買っておいて暇な時読む。
昭和20年代のものなど、基本的な文体が読むにくいのだが、どんなちいさな記事ひとつでも、「美しく生きるには」というのと「ユーモア」(これが大事)が感じられて、素晴らしい雑誌だなぁと感心する。