「大東京トイボックス」はもともと、モーニングで「東京トイボックス」というタイトルで、電車男ブームの終焉に登場した記憶がある。連載の宣伝コピーで丸の内キャリアOLと、秋葉系のゲームプログラマーの出会い、という感じで押していた。結構おもしろかった。各話はおもしろのだけど、魅力的な伏線が未消化なまま終わった印象であった。ラブストーリーとしてもハッキリしなかったな、それが良さという訳にもなっていないのが残念。
しばらくして、「大東京トイボックス」と改題され、コミックバーズに連載がスタートした。基本設定は変らないが、主人公男女2人の関係については、後退させて、ほかのキャラクターを前に出して、さまざまな「出来事」にフォーカスしながら話が進んでいく。なかなか良いテンポだと思う。