REVIEW

まず、おもしろさを。

2007.09.22

Mm
DVD REVIEW
「メメント」(2000年・アメリカ)

3日前の夕食は何?と聞かれれば、すぐに答えられない。時間をかけても自信なし。

本作の主人公は、ある時から記憶が10分しか続かなくなってしまった。それで自分の妻を殺した犯人を探しているから大変だ。常にメモ&メモ。ポラロイドもフル活用。

大事なコトは入墨。自分を訪ねてきた人を後でポラを確認するとポラには「コイツのことは信用するな」と自分メモをみつけてイライラ。独り言の時間も増えるよね。敵か味方がわからない登場人物。逆時系列。正直、何度か観ないと伏線や手がかりを観るほうはとても回収できない。

それでもデビッド・リンチのように、細かいことは横に置いても映像のセンスだけで満足できればいいのだけど、本作は、ラストを観たら満足感より「えっ」と思って巻き戻して伏線や手がかりをチェックしたくなる。劇場で観たら結構ストレスなんじゃないかな。本作はアイディアはおもしいと思うのだけど、一度観ただけで満足できるおもしろさ、というのが足りないと思った。きっと、何度も観返せば巧妙な手がかりや、伏線が隠されていると思うし、そういうコダワリは悪くない。でも、まず、一度サラッと観てもおもしろかった!と思わせる映画作りを優先すべきではなかったか。「何度観てもおもしろい映画」と「何度も観ないとわからない映画」は大きく違うんと思うんだ。


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