DVD REVIEW
「リベリオン」(2002年・アメリカ)
本作の見どころは「ガン=カタ」(GUN=KATA)と呼ばれる、主人公が使う一種の武術のようなアクション。銃を格闘技のように使う。相手方の動きを予測し、もっとも効率的な攻撃を加える技術ということらしい。
この「ガン=カタ」シーンが新しくて、おもしろい。見せ場は良い配分で用意されていて、それぞれシチューエーションの違う形で見せてくれるので飽きさせない。カッコいい。
正直、アクション以外の部分はかなり薄味だし、監督もあんまり力を入れている様子はない。舞台設定は「1984」を思わせる管理社会ものだけど、原作や映画を見ることなくアップルの初代マックCMを見て作ったような感じ。まぁ、そのあたりは深く考えさせないで、アクションを全面に出した理屈ぬきで楽しめる作品になっている。おもしろかった。