REVIEW

ファンタジーの殺人鬼

2008.02.01

Hr
DVD REVIEW
「ハンニバル・ライジング」(2007年・アメリカ)

 観るなら「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッドドラゴン」を観ている、というのが前提の作品かな。
 ヨーロッパの城のシーンから始まり、森の中のロッジや、ヨーロッパの街並み、そしてカナダまで、さまざまな場所の光景が美しく楽しめるのは全編の魅力。
 第二次世界大戦から8年経った後という時代設定も現代が舞台の前作に対して新鮮に感じた。
 主人公の若きハンニバルは、熱演だとは思うけど、ちょっとがんばり過ぎな感じも。そんなにいろいろやったらすぐ捕まるだろう!と思う。身を寄せる親類が日本人ということで、武道を含めて日本文化の大きな影響がハンニバルにある描写がある。それらが殺人鬼ハンニバルの形成に役立ったようで日本人としては迷惑な感じもする(笑)。
 まぁ、そこは一種のファンタジーとして片づけよう。そう思えば作品全体がシックな感じで落ち着きがある。かつ前作3作とは違うティストが出ていて、おもしろかったですよ。


COLUMN

CATEGORY

LATEST ENTRIES

ARCHIVES

website design by shie sato

SAPPORO ART & DESIGN MAGAZINE NUMERO DEUX 札幌 アート&デザインマガジン ニュメロデュー

copyright @ NUMERO DEUX allrights reserved.
top