REVIEW

困ったサスペンス

2008.03.14

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DVD REVIEW
「ザ・ウォッチャー」(2000年・アメリカ)

 主役のFBI捜査官がジェームズ・スペイダー、悪役がキアヌ・リーブスの猟奇犯罪もの。期待アリアリ。先に見終った感想をいうと期待を裏切るヘンな映画。でも、それなりに楽しめた。観方を変えるとかなりおもしろい。
 最初は捜査官スペイダーと犯罪者リーブスの知的な捜査ゲームの雰囲気があるのだけど、そうかと思えば捜査官を愛する犯罪者の話になっていく。とにかくサスペンスとして見ると肩透かし。
 過去の事件のトラウマで、常にフラフラな調子の悪そうなスペイダー、スタイリッシュな犯罪者を気取りながらも、野暮ったいオタクなリーブス。いつのまにかスペイダーの女性カウンセラーを巻き込んで三角関係になるヘンな展開。
映像はカッコ良く雰囲気はあるしラストも妙に潔い。狙って作った作品なのか、そうでないのか、その点がサスペンス。


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