DVD REVIEW(1970・アメリカ)
「続・猿の惑星」
「猿の惑星」には特に思い入れはないのです。最初の作品はTVでキチンと観た記憶はあるが、それ以降はない。ふと、続編はどんな話でオチなんだろうと思って借りてみた。
冷静に観てみると、なんかおかしな作品で「猿の惑星」という特異な設定以上に変な映画だと思った。
主人公は文明人なんだけど、常に裸で胸毛全開、セクシー女性を連れまわして行動。反戦の猿がいたり、シュールすぎる特撮。ラストは前作以上にびっくりさせなきゃ、という異常なプレッシャーのためか、大変なヤケッパチな終わり方。また、その少し前の主人公のキレ方がアメリカン・ニューシネマ的(笑)。まぁ、反戦というテーマのあるようだけど、その落とし所も作り手にも受け手にもわからない感じで終わっている。想像以上にカルトな作品だった。少し間を置いて次作の「新・猿の惑星」を観てみたい。