REVIEW

最高にサイコゥ

2008.04.23

PsDVD REVIEW
「サイコ」(1998・アメリカ)

 今日、スキャンを沢山やった。スキャンというのはなかなか退屈な作業ともいえる。気をぬくとゴミがあった。ひさびさにスポイトとかで修正をした。
 ヒッチコックの有名な作品のリメイク、なのだがオリジナルは見ていないのですよ。でも、名作なんで映画本でレビューを何度も読んでいるし、スチールも沢山見てる。オチも含めて話も知っている。有名な殺人シーンもTVでやっていた特番で見たことがある。観てないのにデジャブー感たっぷり。
 さて、このリメイクの評判は悪く、ゴールデンラズベリー賞もとっているとのこと。僕はどんな気持ちで観ればいいのか。

 そんなスカスカな気持ちで観たのだけど結構好きだな。退屈はしなかったし。ヒッチコック版を観てないから言えるのだろうか。
 オリジナルではモーテルの男はアンソニー・パーキンスで上品なイメージだけど、本作のヴィンス・ヴォーンは下品な感じで、そのミス・マッチな感じが後半ヒートアップする彼の演技も含めて、笑えるおもしろさにつながっていると思う。
 そういうシャレのキツさが、オリジナル・ファンには受け入れられないのかな、と勝手に予想する。ヴィンス・ヴォーン以外の部分は、アート的な美しさのあるシーンが多くガス・ヴァン・サント監督の無駄な力量がまた僕には楽しかった。


COLUMN

CATEGORY

LATEST ENTRIES

ARCHIVES

website design by shie sato

SAPPORO ART & DESIGN MAGAZINE NUMERO DEUX 札幌 アート&デザインマガジン ニュメロデュー

copyright @ NUMERO DEUX allrights reserved.
top