「今日の早川さん2」COCO著
2巻目をアマゾンで購入。コレ限定版もあって、それはしおりとか、ブックカバーがついている。迷った。デザインも悪くないし。
しかし、僕はこの手の限定ノベルティって、もったいない根性が働いて結局使わないまま死蔵、というパターンが多いので通常版にしました。
1巻目は「本好きの女の子達の生態」というある種の「ネタ本」であった。今回もそういう要素はあるが、前号とは少し違い各キャラクターの設定から生まれる話になっていて、心配していた「ネタ切れ」感はない。
巻末・巻頭にショート・ストーリーが書き下ろされ、本書の世界観や作者の想いが感じられていて深みが出ている。
本書はブログという、パーソナルなメディアから生まれたものだけど、作者が自分の存在感をアピールすることなく、あくまで作品で勝負という姿勢で、構成等に工夫していて好き。
この本は純粋なまんが書籍とはいえないけど、流行りもので終わる本でもない。その点、新たなスタイルの本かなと思う。これからもマイペースで発刊していって欲しい。作者のブログのマイペースぶりも僕は好き。ファンです。