「ミラーズ」(封切作品)
正月2日のユナイテッドシネマにて。前知識は全然無しで観にいった。サスペンスものかな、と思ったら冒頭のシーンからしてまったく違う感じ。悪魔が出てくるホラー作品なんですね。「エクソシスト」みたいな。
でも、画面の明るさのためか、「24」の印象が強すぎる主演のキーファー・サザーランドのためか、素直に悪魔の存在する舞台設定に入り込めない感じ。僕は多少、置いてきぼりになりながら話はどんどん進んでいきました。
「鏡」は、本作のキーワードなのだけど、使い方に斬新さを感じなかったなぁ。もっと、「鏡」という部分をいろいろ活用できたら良かったと思う。画にもなるしさ。そう、あんまり画的に魅力的なところはなかったなぁ。
鏡の世界に自由に移動できる悪魔相手に拳銃をカッコよくガンガン打ち込んで戦うサザーランドも、なんか違うような。後半にサザーランドの奥さんが下着で水浸しで歩き回るのはサービスシーンなのかな、と思った。検視医みたいな設定なんでいろいろ活躍するかと思ったら、悲鳴要員程度で終わっているのが残念。コトの真相もアッサリ流れていくので、そーなのか、と思う程度。
最初は、問題を抱えたナイーブな元警官という主人公が後半やたらに元気で、BMWに乗っていろいろなところに出かけて大活躍。行った先ではみんな協力的(笑)。ラストはたしかに予想不可能ですが、特に感想はありません。なんか、文句ばかりですが、退屈はまったくしなかったし、ドライな作風はホラーながら変に引きずることなく、外食ディナー前にでも楽しむのは悪くないと思います。