「ワールド・オブ・ライズ」(封切作品)
前売りはすばやく買っておいた。リドリー・スコットの新作です。ファンですので。
主演は、ディカプリオとクロウ。観終わってみると、話もオチもとっても普通な感じだが、リドリースコットの映像は最後まで魅力的。
街、砂漠、清潔な室内、とでもキレイに撮っている。ディカプリオは、「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」路線のワイルドな役回りな中東CIA情報部員。マッチョじゃないけどワイルドというのが今ふうなのかな。「ボーン・アイデンティティー」みたいにさ。
対して、クロウはでっぷり太った上司役。マイホームパパ。携帯電話でディカプリオに指令。雰囲気はダサいが冷酷なヤリ手です。
クロウの演技はややオーバーアクションで散漫な印象だけど、ディカプリオの真剣さといいコントラスト。二人のかけあいがおもしろい。
あと、印象に残っているキャラクターは、ヨルダンの情報局トップの役の人。主演の2人とはまた性格の違うキャラクターで、映画のまた別の一面をみせてくれてい話に広がりを出してくれる。ヒロインはいないのかしら?と思っていたら、しばらくたってから登場します。案外、重要な役で彼女の登場で娯楽作品として完成した感じ。
最初にも書いたけど観終ってみると話は普通というか、ややご都合な感じなエンターティメント作品になっている。そこは評価は分かれるかもしれないが僕は娯楽に撤していてよかったなと思う。そのほうがアクションも素直に楽しめるしね。