REVIEW

戦争の今昔

2009.01.24

Ld
洋画★シネフィル・イマジカ

史上最大の作戦 」(1962)

 第二次世界大戦の連合軍の大反攻作戦である「ノルマンディー上陸作戦」。本作はそれを映画化したものである。

 スピルバーグの「プライベート・ライアン」(PR)の舞台もこの作戦です。比較するのも面白いですよ。

 PRは、とにかく冒頭の上陸シーンが大迫力で、凄かった。自分も戦場にいるような気持ちになった。その後のドラマもなかなか、戦争という事実を考えさせるシーンが多い。トム・ハンクスのデキる隊長なんだけど、内向的な雰囲気が印象的でしたね。

本作は60年代の作品というこおtもあって、戦闘シーンの迫力はPRには負ける。しかし、本作はPRより大きな範囲で作戦を表現しており、スケール感はPRよりあるし、ドラマ部分も豪華スターの共演もあり、見どころはたくさんある。シーン自体も、PRと異なりエンターティメント的なわかりやすいシーンが多い。 

 特に印象に残ったのは、 降下部隊の隊長役のジョン・ウェイン。降下で複雑骨折をしてしまっても、台車にのせれられながらもヤル気マンマン。先頭で指揮をとるのが、いかにも親分隊長という感じでイイ。降下中に木にひっかかりそのまま射殺された兵士を、沈痛な表情で眺めて「すぐ降ろしてやれ!」というシーンがうまくて、さすがそういうところが人気スターになるのだなと感心した。

 

・ユルイ、誰でも楽しめる、エンターティメント
ジョン・ウェイン、台車、指揮、複雑骨折、
さまざまなエピソード、軍オタクにはNG
プライベートライアン
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