Nick Cave & The Bad Seeds /Kicking Against The Pricks
昼下がり、ごはんを食べて近所のブックオフのようなお店に行った。マンガとゲーム中古がメインでCDも少しある。洋楽が2棚程度ある。古本は欲しいのがなかったので(いや、欲しいはあるのだが買う気分ではなかった)。 CDでも買うか、ということになりました。
予算500円程度。EMFのセカンドも良い感じだったが、このニック・ケイブのアルバムにした。504円。
1986年発表のアルバム。全作カヴァーで、ジョニー・キャッシュ、ジョン・リー・フッカー、ジミ・ヘンドリックス、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどの曲。カヴァーというと原曲を知らないと楽しめないというイメージがあったけど、本作は大丈夫だといいたい。
僕はヴェルヴェットぐらいしか原曲を知らないのだけど、十分楽しめた。全曲、ニック・ケイブのカラーにすっかり染められており、一枚のアルバムとして統一感がある。カヴァーというと、どうしてもアーティストの作品の「番外編」というイメージあって、普通のアルバムのように評価しずらいが、本作は素直に良さを楽しめる。
表情豊かなヴォーカルと、ノイジーなギター。ゴシックとも異なる独自なダークな世界が展開されていく。暗さに安心感を求める方には、とてもいいアルバム。ニック・ケイブ集めようかな。
(ご参考)本アルバム収録曲ではないですが、
NICK CAVE & THE BAD SEEDS "deanna”(1988)
http://jp.youtube.com/watch?v=X8wMK6ipfFs