街の中に浮遊している、ある言葉はそれは眩しい言葉。素敵な言葉、困難な言葉。自分は都市や街の光景が好きなのはたしかなこと。そこから文章が引きだせればいいなと思っている。
「フレーズの不在」。今の都市はコトバを失っていると感じる。いや、なんでもそうだ。実はアート・カルチャーに関して、なんらかのフレーズ、そしてその背後に控えるテキストの存在が大切ではないのだろうか。たしか、言葉で表せないイメージも大事だと思う。ただ、それでもテキストが必要なのだ。そのテキストはネットの中で一日、または数時間で消費されるものではなく、この時代を捉えて、
生き残るものでないといけない。今の時代のバイブルというものを、僕は作ってみたい。