「ウラ〜!さっぽろチェブラーシカ祭り」
期 日:10月10日(土)&11日(日)
会 場:札幌エルプラザホール(札幌市北8西2)
入場料:当日1000円/前売800円/子ども500円(小学生以下)
前売 →4プラ・大丸・道新プレイガイド・シアターキノ・札幌劇場
1969年にロシアのロマン・カチャーノフ監督の人形アニメでお猿さんのような外見を持つオリジナル・キャラクター「チェブラーシカ」。
札幌の自主映画上映グループ、映画の空気によって上映会が行われた。
2日間のプログラムでは、1日目では字幕、2日日が子供むけに吹き替え版が上映された。また、グッズの販売や、チェブラーシカとの撮影会もあり、楽しいイベントになっていた。
本サイト、ニュメロデューでは過去にチェブラーシカ上映を日本で初めてミニシアターに配給をした吉田久美子さんにインタビューを行なっています。ご参考にどうぞ→ http://numerodeux.net/classic/numerodeux/31.html
個人的な感想を書いてみます。チェブラーシカを観たのは上記の吉田さん取材時にサンプルのVHSを観た時なので、8年ぶりかもしれない。そのためか今回観た時に記憶にないシーンもちらほらとあった気がした。
もしかしたら、以前観たサンプルがダイジェスト版だったかもしれない。
今回、吹き替え版は初めて観た。声優のキャスティングが良く自然な仕上がりになっている。
本作のゲーナが歌うシーンでもうまくアテでいると感じた。今後観るのも吹き替えでいいかな、と思った。ただチェブラーシカらの「肉声」(?)も時々聞いてみたい。
あと「チェブラーシカ 学校へ行く」については、完全に初めて観た。これは、初の上映時には用意されてなかったと思う(当時出版されていた関連書籍「チェブラーシカ」(プチグラパブリッシング)にもそう記載があった)。
これは、他の3話より8年後に制作された作品。時代の流れもあってかトーンの違う印象。具体的には、音楽がモダンな雰囲気になっていて、チェブラーシカらの造形も少し違うように感じた。相変わらず凝ったアニメーションをみせてくれて、そのあたり見応えはあるのだが、話の終わりはやや物足りない印象があった。
現在はチェブラーシカのDVDは気軽に観られる環境にある。未見の方は機会があったらぜひ観ていただきたい。セットや背景美術の素晴らしさ、ソビエト時代の作品というあたりに注目しても興味深い作品だと思う。
▲ 撮影会のチェブラーシカ
上映会特設ホームページ
http://cinema-air.net/cheb/index.html
チェブラーシカ公式ホームページ
http://www.cheb-project.com/index.html