人生、困ったらキッシュである。それしかない。大通。寒くてたまらない外を避けるために、地下街をフル活用する日々。まるで、地下世界の住人。
それでも、時折寒く感じる僕は道産子ながら、生まれながらの寒がり家。「家」とつく以上、なにかを売ったりできればいいのだけど僕はあなたに与えられるものは、なにもない。
寒いフレーズ。というのは考えたけど、その感覚はもう古いのではないかと思う。
地下街からいけるところ、それはデパ地下。話はもどる。「デパ地下のキッシュ」研究は、最近のテーマなのである。キュシュね、結構高額商品ですからね、散財も覚悟のうえ。最近、家計簿(=散財記録)つけてるよ。
たしかなのはこの小さな円形の中には、素晴らしい世界があり、その奥の深さには多少の財布の変動も、かまわない、ということである。キッシュひとつと、マリネを100グラム買う。それは、同時に幸福を買うことなのだ。