MAGNET 30
「札幌演劇 納谷真大 過去 現在 未来」
発 行:2010年11月発行 / 版型:B5、オールカラー16P
編 集:MAGNET 協 力:北海道舞台塾実行委員会
配 布:公演会場、札幌市内カフェ、アート施設等に配布予定。
問い合わせ:qzj12432@nifty.com
2002年に創刊された札幌発のフリーペーパー「マグネット」の30号は北海道舞台塾公演「ぐるぐる、しない」の公式ペーパーとして、上演作の演出・脚本・出演をおこなう富良野塾出身の納谷真大のロングインタビューと、本作のキャストについてインタビューさせていただきました。お聞ききしたテーマとして札幌演劇についての「過去・現在・未来」について、お話いただいているので大変興味深い内容になっているかと思います。
▼ 以下、誌面のメイキング的なお話です。
▲ さて、今回の納谷さんの北海道舞台塾作品では3回目の今号は表紙をどうするか悩みました。1号目では納谷さんの顔アップ。2号目ではキャストの写真。さて、次は?というところで、今回内容を考えた時、3年にわたって納谷さんの作品を制作、上演するという本企画の今回は3年目ということで、納谷さんが富良野塾から、札幌で活動を始めたころから、舞台塾での本企画、そして今回の作品の意気込みについて納谷さんにロングインタビュー行うことにしました。そうなると、表紙は納谷さんにしよう、ということに決めました。モノクロの写真というのは1号と同じパターンですが、メガネをかけて、タイトル類をカラフルにしてます。ちよっと風変わりな昔の映画ポスターふうな感じは気に入っています。撮影はコンカリーニョの舞台で撮影です。
▲ 誌面。納谷さんロングインタビューページ記事。全4ページの最初の2ページです。撮影は同じくコンカリーニョ。今回は撮影写真は表紙からバック黒というパターンで統一してます。黒比率高いです。上の写真では座席に座った納谷さんに対してスポット照明をあてて撮影してます。今回はコンカリの照明スタッフの方に協力いただいて、いろいろなテイクを試させていただきました。僕も照明の設置してある天井ゾーンにあがってみたのですが、コレが怖かった。簡単な足場で照明機材がずらり。下は座席。高い!ちよっとクラクラ。照明の方は縦横無尽に動いていて照明を調整していました。凄いな〜感心するばかり。照明の足場がカッコ良かったんで、ここで撮影できなかなーと一瞬考えたりしました。
インタビュー記事は、納谷さんの札幌に来てからの演劇の制作について、かなり本音で書いてあって、読み応えのあるものになっております。演劇の興味のある人はもちろん、そうでない人にもクリエイターが作品の裏で考えているコトがリアルに感じられるかと思います。
▲ 3つあるキャストインタビューのひとつです。今までキャストのインタビューの写真については1号目では、教育文化会館の、エレベーター、トイレ、敷地内等。2号目では取材先のカフェ等で。今回はどんなパターンでいこうかな〜と思った時、今回のテーマが「札幌演劇の過去 現在 未来」ということですから、写真は舞台でということでコンカリーニョ。要するに今回の撮影はすべてコンカリです。それで、役者の方にちょっと演技ぽい雰囲気でステージに出てもらい撮影しました。この演出は納谷さんにディレクションしてもらいました。
インタビューは、演劇のキッカケから、現在に至るまでの話と札幌の演劇全般についてお話をいただいております。役者さんの世代によって、答えが変ってくるのがおもしろい。上記の写真の、武田さん、今井さん、児玉さんの組み合わせはジェネレーションがそれぞれ違うので、答えも変ってきて居興味深いです。それに武田さんのユニークな語り口は、演劇をあまり知らない人にもおもしろいかと思います。
今回は、インタビューと撮影を別々に実施して、手間はかかりましたが舞台での撮影というのはなかなかおもしろかったです。またトライしてみたいですね。
Text by Shinichi Ishikawa (NUMERO DEUX)
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Cover Design:rocketdesign
フォトグラファー:奥山奈々
発行人&編集者:石川 伸一(NUMERO DEUX)
アートディレクター&デザイナー:菊池 信悟(rocketdesign)
制作協力:北海道舞台塾実行委員会
Publisher:NUMERO DEUX ニュメロデュー
お問い合わせ:qzj12432@nifty.com