「仕事の字間」… 僕の考える仕事とは、報酬に関係なくなにかを成し遂げること。そして、人生は「ちいさな仕事」の積み重ね。そんなことを考えながら、おおくりするコラム。
第01回 「ワークスペースの落ち着く小空間のススメ」(2013.01.06)
昨年末に、自宅の仕事部屋の配置をいろいろ変えてみた。机の右側の木製のアレンジャーの上に、ちいさな空間を作った。しばらくは「なにもなさ」を楽しんでいたのだけど今は気に入ったカレンダーと花を飾っている。それが上の写真。
面積でいえばA4サイズほどの大きさ。でも、僕にとってはここは神聖な空間。目をむけると気分が落ち着く。なぜなら自分の好きなものがあるからだと思う。説明するとカレンダーは木目の無垢という素材、真鍮の金具、シンプルなデザイン。同じくシンプルだが存在感のあるグラス、控えめな植物。ここには編集やデザイン、いや生活そのものの基本方針のイメージがここにはあると思う。
なにか、考える時、迷う時ここを見る。
文と写真 石川 伸一(NUMERO DEUX)