第08回
「お昼の実験(完結編)」(2013.6.8)
「仕事の字間」… 僕の考える仕事とは、報酬に関係なくなにかを成し遂げること。そして、人生は「ちいさな仕事」の積み重ね。そんなことを考えながら、おおくりするコラムです。
前回の話。仕事の合間のランチは外食をやめて、サンドイッチを作って、仕事場に持っていくことを思いつく。
—僕の自作弁当は続いている。
朝起きて台所に立つのも生活の一部。
続けるコツはラフに経済的にということ。食パンは添加物さえなければいいので近所のベーカーリーで一番安いものをまとめ買い。冷凍庫にストック。具材は、なるべく冷蔵庫のあまり物をメインに使うようにしている。週に一度は、お弁当をお休みにする時もある。
写真は今のお弁当ツール。ランチボックスは、長沼のおいしいおにぎり屋さん「あぜっこ」で購入したもの。とっても軽くて、通気性が高く、そしてお値段が¥250と安い。ただ、欠点は華奢であるので、バッグの中などでこの上に重いものを置くのが無理かと。その点は困ることはない。これはおにぎり用かと思うけど、サンドイッチを入れている。さらにサラダを入れた小さなタッパウェアを入れるこ大きさもある。デザインも素朴で可愛らしい。
—愛しい具
さて、中身のサンドイッチは、具はいろいろ。ツナ、タマゴ、ポテトサラダ、キュウリ、ドライカレー、ハム、バター、マスタードなどを使うことが多い。具は結構、なんでもいける。夕食のサラダやおかずの残りも使うことも。「はさめれば何でも具になる」。それがサンドイッチ。あとタッパウェアに生野菜にドレッシング。おいしいドレッシングあると助かって、楽しい。
左のまぁるいやつが、スープを入れる保温密閉容器。スープは自然素材の粉末野菜ブイヨンまたはチキンブイヨンをベースに冷蔵庫の野菜を適当にいれて作る。レタス、もやし、キャベツ、なんてことが多いかな。そして、塩コショーで適当に味を調整。時には、オリーブ油やゴマ油を入れると風味がいい。挽肉もいいね。スープは一度に2日分はできるので、作って次の日は暖めて容器に入れるだけ。週に一度、粉末のポタージュにすることもある。楽することも大事です。
そして、ランチョンマット。このマットでランチボックスを包んで持っている。食べる時のランチマットにもなる。あとはプラスチックのフォークとナイフかな。これは、忘れやすいので仕事場に予備を置いてある。家を出る時、僕はランチだけ持つのは苦手なので、大きめのショルダーバックにほかの荷物も含めて持って行っている。
—つづく…予定。
最初に書いてけど、続けるコツはあんまり深く考えないで、冷蔵庫の残り物整理の感覚でやるのがいいかと思う。時々、良いハムが手に入ったりすると、「次回のお昼が楽しいぞ」と僕は心の中でニヤリとするのでした。
幸せとは小さな幸せのあつまりです。
仕事の合間の食事は日常の楽しみの大事な時間。
文と写真 石川 伸一(NUMERO DEUX)