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近づく彼
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外でランチを食ベて、時間つぶしに歩いていた▼雪解けで足下は最悪だが、日ざしは明るかった▼なんとも明るい気分の時に彼が近づいてくる▼心の中で僕に太陽とは遠いことをささやく▼ささやくのだ▼命令でも語るでもない、ささやくのだ▼そのグレーな感じが最悪だ▼自宅に戻りベッドにもぐり込みたくなる▼彼と戦う気はない▼彼は実は友人でもあるのだ。一生のね▼大事なのは排除ではなく共存なのだ。理解なのだ▼許せば許すほど彼は小さくなる▼といっても、なくなりはしない▼そえはそれでいいのだ。一緒に歩こう▼まだ水曜▼水のような心をつくる。
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