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映画の琴(コト)『ソーシャルネットワーク』
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本作の監督であるデビッド・フィンチャーは好き▼でもでも、本作がまだ観てなかった▼もう4年前の作品▼なぜ、観ていなかったというと「FaceBookの話のなりたちなんて話が観たくないなー」という理由につきる▼学生が大金持ちになる話なんて羨ますぎる▼やっかみですね▼僕の小ささを物語ります▼そんな話をフィンチャーが監督を受けたのも金が目的かしら、という偏見バリバリな訳です▼余裕のレンタル旧作なんで、実際借りて観てみると「申し訳ありません」と画面に頭を下げるおもしろさ▼さすがフィンチャー▼「FaceBookって、何?本?」という人にも十分楽しめる作品になっている▼お見事▼描かれているのは、人間関係の曖昧さ▼そして、何が現実で嘘かということ▼過去はどこにあるか?と聞かれれば、それぞれの人の「心」の中にあると思う▼そういうところを描いたとってもメンタルな映画であり、逆にSNSよりリアルなコミニュケーションについて考えさせる作品でした。
Text & by 石川伸一(NUMERO DEUX)
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